第1447話・・・夫婦円満のコツ
2010年 08月 05日
「夫婦円満のコツは、子供を前にして、俺の人生最大の幸せはお前の母ちゃんと
結婚したことやと言え。そしてこれは母ちゃんには絶対言うなよ、と付け加えろ。
子供は、母ちゃんに言うなよ、と言えば必ず言うからな。それも計算のうちや。
そうすると母ちゃんは嬉しくなって晩御飯のおかずが1品増えるんや・・・。
最悪はこの反対や。
人生最大の汚点はお前の母ちゃんと結婚したこと、と本音を言えば
離婚されるだけだからな・・・」
つまり
嘘も方便。
本当のことばかり言うとうまくいくこともいかなくなるってこと。
いつも選手に怒ってばかりいる監督は
いつも選手に本音ばかり言ってる監督だ。
いつも選手に理想を語り哲学を語っている監督だ。
ある意味では情熱家で尊敬できる監督だ。
しかし、それでうまくいくかといえばそうばかりではない。
余裕、遊び、ユーモアセンス、どこか抜けているところが必要だ。
完璧な人間は向き合ってしんどい。
本音とは正論。正論は時にして窮屈だ。
「わかってることをグダグダ言うな!あんたに言われたくねぇよ!」
と心の中で叫んでいるかもわからない。
そういう時にいくら正論を言っても「豚にフランス語」でしかない。
さきほどの漫才師の言葉を借りれば
人は、子供の口から聞いただけでも感動して心が豊かになって
嬉しくなれるものだと教えてくれる。
これが心の余裕。
心の余裕がないと選手はついてこない。
ガミガミ言うだけでは選手はついてこない。
適当に抜けてる人間がいい。
たまには嘘も必要・・・・これだ。
堅物人間脱出作戦でいこう。