第89話(4月11日)・・・「はい」という返事
2005年 04月 12日
「先生の話が本当は分からないのに”ハイ”とわかったような返事するのはやめたほうがいいと思います。それは自分にも先生にも嘘をついていることになるからです。分からない時には”わかりません”と言える人間になって欲しいからです。小学生のときから大人の顔色をみながら返事するのはよくありません・・・・・」と、バレー教室では子どもたちに話します。傍で保護者の人はうなずいていますが、指導者の人は気まずそうに黙って聞いています。何か心当たりがあるのでしょう。
「わかったか」「ハイ」・・・・そういうやりとりの多いのがバレーの指導者と選手の関係において多いと思いませんか。「わかったか」「わかったか」としか言えない指導者たち。「はい」「ハイ」としか返事できない子どもたち・・・・・こんな関係でどうして自立心とか人間形成ができるのですか?小さい時から服従、反発、あきらめ、強制・・・そんな姿しか見えないジュニアの指導に将来はありません。