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by kusanokenji
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第1403話・・・人の道

子供の教育で、「人としての道」は誰が教えるのか!
学校?家庭?社会?

今から4~50年前は・・・・・
  みんなが貧乏だった。家庭では勉強や躾までは余裕が無い。
  生きるためにみんな頑張っていた。
  しかし、学校に行けば心ある先生がいた。
  家に帰れば働く親の背中を見れた。
  俺が働いて、苦労している親を楽にしてあげたい!
  そう思う「孝」ある人間が育っていったように思う。
昨今は・・・
わが子の教育はどうすればいいのかと、悩める若い親は多い。
子供虐待の報道もあるが
しかし、最近の若い母親の方がしっかりしているのではないか?
そう思えることも多々ある。

子供の人間学教育はどこで行うのか。
小学校や中学校の教育でなんとかならないものかと質問すると、
「いやー、それを望んで仕方ない。我が子の人間教育は家庭で行うべき」
という意見は多い。
正しいことかもしれないがちょっと淋しい気がする。

なぜ?と思ってしまう。
我が子を「人間」として軌道に乗せる8割は、生んだ者の責任として親自身で背負う
しかない、と森信三先生も言われている。しかも家庭教育の直接の責任者は
「母親」ですと。なぜなら、父親は、家族を支えるための稼ぎに夢中にならねばならぬから。
しかし、「2人の間にできた子だから主人ももっと教育をしてほしい」と考える人もいる。
しかしどちらの責任が重いとか軽いとか、そんなことは子供に関係ない。

今、大事なことは
子供の未来を考えられる大人になること!
このために、あちこちで講義を続けている日々である。
by kusanokenji | 2010-06-04 09:17 | ■連載“日々努力”