第17話(12月25日)・・・恩は石に刻め!
2004年 12月 25日
何のお陰で、この世で大きく存在しておるかを
思う心が「恩を知る」ことです。難しく云えば
己の存在を知ること。平たく言えば、私はなぜ、
今ここでバレーボールができるのか、を知ることです。
「受けた恩は石に刻んどけよと三船敏郎さんに教えてもらいました」と語るのは女優の淡路恵子さん。 「私がまだ駆け出しの頃、芸だけでなく、人間の生き方まで教わりました。」 とあるテレビ番組で話されていました。三船敏郎といえば世界に通用する日本のトップスターですが、当時のスターは人間的にも立派だったんですね。今の下品なお笑いタレントとはかなり違うようです。私達も、本当はあらゆる恩の中で生活できているんですね。自分一人の力で生きているなんて思ったらとんでもない高慢な思い上がりです。「受けた恩は石に刻んでいこう」という言葉を聞いて、私達も日々の生活の中で大切にしていきたい言葉だと思いました。