in大村
2010年 04月 05日
2010年4月3(土)~4(日)・・・向陽高校体育館 200名
★受講者累計 122、710名 前回 次回は2010年10月9~11日予定 ☆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【自然体研究会メンバーの研修も兼ねた強化練習会】
東京、千葉、静岡、近畿地区、九州組から自費参加の「勉強したい有志」17~8名が集結。2日間、「濃ゆ~い」研修を兼ねた強化練習。目的は、指導の極意(コツ)を見つけること。
「見つける」のと「会得する」のとでは随分と違うが、「あっ!」と感じる!、これ大事。理屈無しに引き込まれるものを見る。しかも一人より仲間との共有がいい。その体験。過去のモヤモヤをズバッ!と切り裂いてくれる生々しいものを見る体験。スパルタや体罰や罵声、威圧や怒号ではない。指導に野蛮は似合わない。叩いてバレーを教えるのはよくない。我々が求めているのは紳士で上品で、笑いが絶えず、しかし引き込まれる空間。鎖国時代の黒船を見た日本人の中には慌てるものと、ワクワクする者の差。新しいことをやるのはそういうこと。目の前で繰り広げられる姿は感動の世界。理屈で動く「理動」という言葉は世の中にはない。人が動くのは感動だ。それを高校生達がみせてくれた。魂の入った美しいバレーであると思った。
彼女達は金曜日の夜に少しみた。疲れモードだと直感。いろいろ行事が重なっていたんだろう。初日はそこそこ。二日目の朝、僕は5時に目が覚めて、7:50分には体育館へ一人で歩いて行った。練習前の選手の動きをみるためだ。夜の酒も全然残ってなかった。選手たちは疲れているはずなのになぜか笑顔。朝一番の動きに手ごたえがあった。「いける!」そーう思った。これまでとまったく違った導入。気がつくと試合形式の形が繰り返されていた。ボールが落ちないのは当たり前だけど、足のステップ一つ、あるいは動きのコツを指示しただけでどんどん変化していく選手たちに感動した。上手くなっていくがこんに楽しいとは・・・。24名、誰が控えで誰がレギュラーかまったくわからないとは参加した指導者たちの弁に納得。選手たちが自らの頑張りでいいものを見せてくれたのだ。はじめからレギュラーとか控えとか、やる気があるとか分ける必要なんてない。みんな自分の輝けるものがある。全員が輝いている姿を見せてくれた今回の向陽高校の強化練習。このことの意味は大きいと思う。理屈じゃない。実際に目の前で起きている現象だから・・・。研修に参加してくれた人たちに伝えたいことの一つでもある。
【あるべき姿】・・・参加の指導者と選手へのメッセージ
選手は「監督から叱られる必要のない選手になる」。
監督は「選手を叱る必要のない監督になる」。
監督の人間的修行は
選手や保護者や世間から
感謝され、拝まれる(尊敬される)監督になれるよう、自分を磨け!
その目標を見つけてまい進することが“楽しい人生”だ。
【向陽高校の成長】
参加の指導者15名が感動していた。素晴しいと・・・・。
あなたたちの動きで、プレーで大人の心を動かせたのだ。ハート(魂)を掴んだのだ。
やはり「努力は嘘をつかない」ということを見せてくれた。
監督と選手の、途切れない努力の結晶に賛辞を贈りたい。
「他人を見るな、目標を見ろ!」という言葉を贈ったけどよろしく!
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【ミス向陽!】
ミスの練習メニュー!・・・・ボールが殆んどこない後ろの選手の動きに注目!ここがポイント。これで、前の選手がとらないのが、先頭にある1枚目の写真。その他にも「ミスの練習」はある。おそらく日本中でどこを探しても「ミスの仕方の練習」などないだろうね。でも自然体では当り前です。ミスを基盤に上達していくんです。どんなミスでも「成功へのイメージ」をつくるのです。この写真はその一部ですが、バナナや、その後のフォロー姿勢や、目線の方向など・・・・。「ミスを引きずらず次への切り換えはオートマティック」です。


【新たなスタート】

【最後に彼女達に言った言葉】
「他人と争うなよ!あの人に勝ちたい・・・・・そういうことを思うなよ」
3年間、神様から応援してもらえるような努力をしてこい!」
3年後に明るい笑顔で帰ってこい!
そう言って送り出しました。
人と争って勝ったって、恨みを残すだけだからね。
そういう勝ち方は人間の成長にはつながらない。不幸の根を張るだけだからね。
神様から応援されるような根を張る・・・・これがいいと思う。
せっかく九州までいくんだからね。
バレーを通じて、一生の成長の基を学んできて欲しいな。
そういう話は、向陽高校のみんなにも話しました。