人気ブログランキング |
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29

第1355話・・・相手の立場に立つ力

悩める選手、悩める保護者、悩める指導者が多い。
原因は「指導者と選手のギャップ」。
お互いが「相手の立場で立って考える力」があれば解決できることも多々あるが
この「相手の立場に立って考える力」がどうも弱いのだ。

指導者は大人
選手は子供
経験値が違う。
思い入れが違う。

この「経験値」と「思い入れ」の違いがギャップ。「溝」のこと。
この「溝」を埋めるには、指導者が近寄るしか方法はない。
なぜなら、指導者は大人だからである。

「負け相撲」がとれない指導者はなかなか問題解決能力が薄いようだ。
「負け相撲」とは、大人と子供が相撲をとる場合、子供を伸ばすために
いかに負ける工夫をして相撲をとるかということ。

相手の立場に立てないと負け相撲は取れない。
余裕があるから「負け相撲」はとれるのである。
選手に不満を持つ指導者には余裕がないのではないかと思う。
選手の成長よりも自分の感情優先な状態かもしれない。
精神的に対等な立場に立っているということがいえるのではないか。

上司の悪口を言いながら酒を飲むサラリーマン。
選手や環境に不満をいいながら酒を飲む指導者。よく似ている構造だ。
自然体バレーの懇親会では過去の話と、自慢話と内輪話は禁止しているが・・・。
聞くものの立場として一方通行の話は半分くらいにしておいたほうがいい。
選手の姿が見えない一方的な熱弁は、そのまま鵜呑みにしないほうが賢明な選択。
まともに全部聞いていたら振り回されるだけだ。

指導者同士で話す時は
常に「相手(選手)の立場に立つ」・・・・という心のブレーキが必要だ。
悩み多き指導者ほど相手(選手)の立場に立てないからである。
なぜなら
自分の悩みで精一杯の時は、人の悩みまで気が及ばない。
しかし、悩み多き苦労人であっても表面に見せない人もいる。
自己コントロール能力のある人だ。
そういう人は「相手の立場に立って考える」能力の高い人だろう。

いづれにしても我々凡人には「相手の立場に立って考える」というのは至難の業。
しかしそれができてこそ、相手に安心と信頼を与えることができるのであれば
少しでも、相手の立場に立って考えられる人間を目指したいと思う。
なぜなら、いつまでも人と関わって生きていきたいからである。
by kusanokenji | 2010-03-26 09:23 | ■連載“日々努力”