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第87話(4月6日)・・・反射神経とは

明治時代の日本には脚気(かっけ)という病気が多くありました。ビタミンB1の不足が原因の病気で知覚障害や運動障害などの症状を引き起こします。そこで膝蓋腱(しつがいけん)反射と呼ばれる反射のテストがありました。膝蓋腱反射は膝の下をハンマーでたたくと大腿四頭筋の腱にひっぱられて筋が伸張し、筋紡錘の興奮によって足が跳ね上がる動きです。この動きが俗に言われる「反射」です。脚気になるとこの反射が強まったり、逆に消失したりします。
よく「あの選手は反射神経がいい」というのは、意志とは無関係に勝手に自動的に動くことを指しているのです。このとき働く感覚から運動までの神経回路は、感覚細胞と運動細胞とその接続点であるシナプスという非常に単純な回路が脊髄の中に組み込まれています。したがって、いろいろなパターン運動についてその回路をつないでいくと動作がスムーズに行えるというわけです。

神経の発達が著しいジュニア期に、感覚器と筋肉を動かす運動ニューロンをつなぐエクササイズやトレーニングを反復練習させると、運動神経の素晴しい選手が誕生するというわけです。
by kusanokenji | 2005-04-05 21:59 | ■連載“日々努力”