第1318話・・・肩甲平面
2010年 02月 09日
肩甲平面とは、肩甲骨と上腕骨の解剖学的位置関係です。
肩甲骨は背中に浮いていますが、真横ではなく写真のように右斜め35~45°前方向を向いてついています。腕は肩甲骨についていますので、そのまま真っ直ぐ腕を伸ばすと写真のようになります。この状態で右腕を上からそのまま真下に下ろした時にできる面が「肩甲平面」です。肩のゼロポジションもこの肩甲平面上にあります。
この関係を知ることがスイング系のスポーツにはとても大切になってきます。
小学生に教えるのは「鉄は熱い打つに打て!」・・・脳が素直な時に、正しい知識のバレーボールを行う習慣を身につけて欲しいからです。故障から子供を防ぐにはこの方法が有効だと思うからです。自分の体と向き合う習慣づくりにも役に立ちます。
特にスパイクで肩関節を痛めないために「肩甲平面」をしっかり教えます。
交通ルールのように、腕(特に肘)の振り下ろしの通り道を教えるのです。
解剖学を勉強したら、自分の腕で確認します。
顔が正面向くと・・・右腕は45°右斜め前を向く
右腕が正面向くと・・・・顔は45°左斜め前を向く!
この時の腕の方向がボールの飛んでいく方向だよ、と説明します。
このようにすると、肩関節のインナーマッスルが痛くならないんだよ・・・なぜならば・・・!。
「実技」
午後からは体育館に行って実際にキャッチボールから始めます。
その方向にボールを飛ばすには、胴体(体幹)を回せば投げれることを覚えます。
・
・
・
これが自然体の指導法です。