第1307話・・・何を伝えるか②
2010年 01月 26日
「さっき言ったやろ、なんでできないんだ!」
まさか、そういうことを伝えるために監督になったわけではないだろうに
しかし、生徒の前に行くとついつい言ってしまうようだ。
自己コントロールできないのは選手だけではなく指導者も変わりない。
中には指導者よりはるかに大人な子どもも多い。賢い子供はいっぱいいいる。
テレビで20代、30代の人が活躍している姿を拝見する。
医学の世界、報道の世界、学問の世界、ビジネスの世界、最新技術の世界・・・
それぞれに世界に通じる考え、行動で堂々と歩く姿を見て
「あ~、彼達、彼女達が小学校、中学校のときはどんな生徒だったんだろう」
と思ってしまう。そして、その指導者はどんな対応をしていたんだろうと・・・。
一昨日の亀岡でも、子供(小学生と中学生)と大人の前でこう言った。
「ここにいる君達全員が高校日本一になる可能性があります。
Vリーグで活躍できる可能性があります。
世界で活躍できる可能性が全員にあります。
僕はそういう目で君達を見ています。 そして
現実にそうなるためには、今何をすればいいか、
何を教えればいいかを考えて君達に練習してもらっているのです。
大事なことは、可能性に向って努力することであるとあると思うからです。
その体験こそが、これからの君達の財産になってくれると信じるからです」
「小学校の時、中学校の時にどんな人と出会ったかが
君達のその後の人生にとても大きいと思うよ。
出会いと体験・・・・・
これがこれからの人生に大切なんだよ。
だから、いい出会い、いい体験をしなさい。」
これが伝えたたいことです。