第1304話・・・変わる
2010年 01月 20日
そんな出来事が最近身近に起きました。
自然体バレー塾には「TEAM自然体研究会」というグループがあって
いろいろな活動や情報交換の場になっているんですが
そこのメンバーが絶版になっている本の復刻版を製作しよう!と仲間に
発信しました。その本は小生の「366ノート」という本ですが、
それが、あっという間に25名の協力者が手を挙げたたのです。
いやいや、お見事でした。
366ノートというのは、監督就任早々、1991年から1992年にかけて
選手宛に毎日書いていた手紙のことです。ちょうどうるう年だったので366話あります。
1話で1ページありますから、366割る25=約15。ひとりの持ち分15ページを
ワードで打ち込む作業です。
それで早速、「366ノート復刻版製作チーム」が動き始めているのですが
その動きをみていて思ったのが
やっぱり、「自分が変われば周囲が変わる」ということやな、ということです。
何か人の役に立ちたいと思っているけれどもそのきっかけがない時に
タイミングよく、「どうですか?」と問いかけられ、「それなら私もできる」と
次々といい連鎖が続いたようです。
普段なら、ある特定の人が自分でやってしまい、なかなか他の人が入り込む
余地がないのが現状ですが、その人は、「みんなでやりませんか?」と問いか
けました。そして、その段取りをしてくれたのです。段取りとは、本をコピーして
協力者に郵便で配り、パソコンのテンプレートを配ったり、そしてデーター収集
したり編集作業、校正、印刷、製本などをいわば準備と後始末の仕事に専念
してくれたのです。そうすることにより、沢山の人が動きやすくなったのですね。
そうです、相手が動きやすい準備をしてやれば、相手も協力しやすくなる!
そういうことですね。
部下に期待したり
選手に期待したり
仲間に期待しても
なかなか期待通りにいかないもので
ついつい文句の一つも言いたくなるものですが
期待する代わりに
自分が相手の期待することを行えばうまくいくという事例でした。
自分の顔は自分では見れません。
自分の顔は鏡でしか見れませんよね。
しかし、自分の顔は自分以外の誰からも見れるのです。
だから、自分の顔が変われば、他の人はすぐ分かります。
人を変えるようと思うならば
自分が先に変わったほうがいいということですね。