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第1274話・・・基礎工事

会社が赤字を出すことは罪悪だと教えられた。
そのためには適正価格と適正利潤が必要だとも。
なぜならば
国に税金を納め、従業員とその家族を養うのが使命だからである。
会社は社会の公器だと戒められた。

昔の商品開発は、「人に便利なもの」を作る」ことに力を注いだ。
バブル崩壊後は、「人に必要なもの」に移行した。
そして最近は、「地球に優しいもの」である。

三つに共通していることは
自分の利益だけを求めていないということ。
昨日のブログに書いた近江商人の
「売り手よし、買い手よし、世間よし」の理念である。
「あなたよし!、僕もよし!、みんなよし!」

これらの考え方は一朝一夕にできるものではない。
開発するということは、その裏には膨大な情報と勉強が必要だ。
いわゆる「基礎工事」である。

手抜きした基礎工事では、いくら立派な建物を建てても嵐が来れば
根こそぎなぎ倒されるような結果になりかねない。
まさしく「疾風に頚草を知る(「嵐にあってこそはじめてその人の志の強さがわかる)」である。

人間の基礎工事は3歳までだという説が根強い。
3歳までに手抜きしないこと。
教育ママは3歳まで!という言葉もあるほどだ。
うちの娘と嫁の子育て(両方とも生後3ヶ月)を見ているとうなずける。
親からも見てもしっかりやっていると思う(少々親ばか)。
子供がうまれたら退職して専業主婦になるのが僕達夫婦の考えであった。
子供には何も言ってないが、でも見ていたんだろう。2人ともそうしている。

話は別であるが松下電池の体育館の基礎工事は凄かった。
阪神大震災の後だっただけに基礎工事はとても丁寧だった。
「見えないところを手抜きしない」とはこういうことかと学んだ。
設計段階から関係させてもらったが、当時の社長からは
「30年後に、創って感謝されるようなものをつくれ」といわれた。
地域住民に優しい体育館。
人を温かく包み込む体育館。
障害者も健常者も一緒に切磋琢磨できる体育館・・・・
そんなコンセプトであったことが懐かしい。

精神も建物も基礎工事が大事だと思う年末の日である。
by kusanokenji | 2009-12-26 10:00 | ■連載“日々努力”