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by kusanokenji
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第1271話・・・極力教えない・・・余計な口出ししないということ

バレー塾。
どこの会場でもそうであるが、新しいドリルを行うとき
すぐにできる子供とそうでない子供がいる。
そこで登場するのが、できない子供にすぐ口出しする指導者だ。
「あなたは本当にわかっているの?」とその指導者に聞きたいのだが、
それくらいトンチンカンな説明をしている場面も見受けられる。

先週の橋本。今年最後のバレー塾だ。
そこで指導者のみなさんに「今年最後のお願い!」をした。

2~3分待ってください。
あなたたちはどうして2~3分待てないんですか!
2~3分すれば馴染むんです!
それまで待ってください!
すぐに指摘しないでください!
口出ししないで下さい。
子供の脳がフル回転しているのです!
それを邪魔しないで下さい。
たった2~3分です!

指導者が見る視点は
こどもができる、できないかが問題ではないのです!
やろとしていることへの注意力、集中力が問題なのです!

何をやろうとして居るのかを注意深く観察するのです。
注意散漫であれば次の手があります。
やり方が分からなければこちらの指示がまずいのです・・・。

高校駅伝で全国制覇した世羅高校の岩本真弥(44)監督は
「指導方針は『極力教えない。』
練習で思うように走れない選手にも叱咤はしない。
寮の生活も厳しい監視はせず、選手同士で規則正しい生活を送れるように任せる。
今大会の前も、平常心の走りを指示した程度。
『自主性と人間性がなければ優勝はできない』
という信念のチーム作りは、3区以降の揺ぎない独走に結実した。」

2度目の優勝は古豪復活を印象付けるが
「強豪校に追いつけるよう、これからも当たり前のことをやるだけ」とあくまで謙虚だ。
<2009、12、21毎日 朝刊「人」>

若いのに凄い監督さんですね。脱帽です。
自画自賛しないところが素晴しい!
こうありたいです。ありがとうございました。
by kusanokenji | 2009-12-22 10:42 | ■連載“日々努力”