第1268話・・・見えない敵
2009年 12月 17日
思い込みの激しい人に「思い込むな」と言っても直らない
どちらも見えない相手を敵に回している。
受験や、試合や、人生までもが
「見えない敵」と格闘して そして苦しむのだ。
そういう方に、少しだけ いい話がある。
これも今朝の朝刊からである。
「高校駅伝」から
武蔵越生(埼玉)は今回、県予選で都大路常連の埼玉栄を破って
初出場を決めた。指導する北村監督は合宿で、ほかの監督たちから
受けたアドバイスをもとに、選手たちに向ける言葉を変えた。
それまでは「埼玉栄に勝とう!」だったが
「14分30秒を切ろう!」にした。(メンバーの5千メートルの平均を)
埼玉栄は前年も全国で3位。
走ってみないとわからない相手を想定するよりも
タイムという現実的な目標をもたせた。
という話である。
こんな話をすればバレーボールの指導者なら
「サーブレシーブの返球率を記入する」
「サーブ確率を90%にする」
「アタック決定率をつける」
とまあ、そんなことに走りそうであるが
ちよっと待って!
もっと、ほかにあるんじゃない?
という発想が必要です。