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第1238話・・・声出せ!

どうして大人は子どもに「声を出せ、声を出せ」と言うんだろう?
「大きな声」「元気な声」・・・これがすべて?
僕には理解できない。
声は自然に出るものとちゃうの?
楽しかったり、真剣になったりすると自然に胎の底から湧き出る本物の声が・・・!
そういう自然に出る声を導き出すのが指導者の役割だと思うのだがいかがだろう。
要は、夢中になれる練習を考えるほうが先だということ。

あるとき(昭和50年代の話)、ある大学チームが試合に負けた。
選手は落ち込んだ。誰も悲壮な顔をしている。
監督は考えた。なんとか笑顔を取り戻そうと考えた結果、
梅田花月に漫才を見せに連れて行った。
大きな女性が最前列に座った。
漫才師は一生懸命に笑わそうとネタを絞った。
しかし、最前列に陣取った選手たちはだれ一人笑わない。
しまいには漫才師が怒ってしまったとか・・・・。

笑顔や声は強制されるものではない。
相手の心を解放(開放)してやれば自然にほとばしるものなのに
どうして目先の結果(笑顔とか声)ばかり求めるのか。

あるお母さんから小さな声で悩みを打ち明けられたことがある。
「うちの娘、声帯が細くて、大きな声を出すと声帯が潰れて声がでなくなるんです。
しかし、先生は声!声!声!と言って、大声大会などもやらされて・・・・
どうしたらいいんでしょうか。子供はバレーが好きなんですけど、でもこのままだと声帯が・・・・」、みんな一律な声でなくても、一所懸命な声、真剣な声があればそれで十分だと思いますよ、と答えたことがる。

挨拶についても大きな声、元気な声が奨励されているが、本当にそれでいいの?
と思うことが多い。中学生なんか、最初から最後まで後頭部だけをみせて
長い挨拶を大きな声でするチームが大半。おかしいよね。
なんだか目的がどこにあるのか分からない指導が多いような気がする。

朝起きて、お父さんお母さんに「おはよう」と挨拶できる選手をつくったほうが
はるかにいい教育ではないかと思うんだが・・・。
by kusanokenji | 2009-11-04 10:29 | ■連載“日々努力”