第1222話・・・フローターサーブⅡ
2009年 10月 08日
昨日は「バスケットの片手シュートの要領で・・・」という話をしました。
その時、肘頭の方向は右斜め30~45°方向に向いています。
下の写真で向って左から2番目の写真を見てください。
ボールにヒットする直前ですが、肘頭の方向に注目です。 (※1)
このまま肘を伸展させ前腕を動かすと「肘頭の方向にボールは飛ぶ」ということになります。
解剖学的にもこの方向が、肩や肘に負担をかけずに力が伝達されやすいということです。
なぜならば「肩のゼロポジションをキープしたまま肩甲平面上で動いている」からです。
そこで、正対方向にサーブを打つためにはどうすればいいか。
肘頭を正対方向(打ちたい方向)に向けたらよいことになります。
真ん中の写真を見てください。肘頭がコートに向って正面を向いています。
肩や肘に負担のかからない腕の位置を保持するために身体の右斜め30~45°方向です。
この方向にサーブは飛んでいきます。
つまり、身体の正面に向って真っ直ぐなサーブを打ちたければ、体幹を回しながら最後は
身体が正面より左に30~45°向いていたらいいことになります。
このことを身体で体感するために体幹の捻りをともなった
「ワンハンドシュート形式キャッチボール」を行います。
(※1)の写真を参考にしてください。
①トスされたボールを手の平に乗せます。ここがボールのミートポイントです。
この写真で、腕は動かさずにボールの落下を待って手の平に乗せるのです。
その時の肘頭の方向を確認してみてください。身体はネットに正対していますが
肘頭は右斜め前方を向いているはずです。
②ここから体幹を回しながらサーブを打ちたいコースに肘頭を向けます。
(打ちたい方向に肘頭を向けた状態でボールをインパクトするのではありません)
③、①~②までの動きが連続的な動きになるように気をつけながら行ってみてください。
それができるようになったら打ちます!