第1186話・・・お盆法話
2009年 08月 15日
暑さも忘れて礼装でお参りしてきた。
住職の話。 ・・・昨年の法話・・・・・
遺された者というが、それは「自分の立場」から考えるとそうなります。
しかし、人間は120年も生きられません。
いづれ死ぬ運命と知って生きているのは人間だけです。
私たちはこうして今、故人にお手を合わせているが、いづれは自分が
子供やお孫さんに手を合わせてもらう身なのです。
人間というものは常に「今の自分を中心」にものを考えたがるものです。
自分を中心に考えるから争いが起きるのです・・・。
誰も「相手を殺す」と思って戦争が起きるのではありません。
「正義を守る」・・・結局相手を殺すような戦争が起きるのです。
自分の立場だけではなく、相手の立場も考えることが平和への道です。
話を聞きながら
散る桜 残る桜も 散る桜 が思い出された。
折りしも昨今のニュースは有名人の孤独死とか逮捕とかそういう事件が多い。
他人事ながらあれだけ活躍して頑張ってきたのに、晩節が寂しい話は胸が痛む。
故人の供養・・・人と争うこと、人と競うことではなく
生きている間に人に喜ばれることをたくさんやること・・・改めてそう思いました。