第１１４７話・・・やはり求めてはいかんな

やはり、人には、求めてばかりではいかんな・・・実感！
昨日とおとといの二日間、二つの中学校の強化練習会を行った。
中体連の試合を控えた最後の練習会。
３年生たちとはそれこそ最後の練習会になる。
そんな特別な感情を携えての強化練習会であったが、
いつもの如く？・・・見た瞬間「なんやこれ？」
動きが悪い。あきらかに練習不足だ。
聞くと期末試験が先週終ったところだったとか・・・・でも！心の中では「ムッ！」。
もっとできるやろ！お前らは！・・・・と内心は怒り心頭。
今まで何しとったんや、怠けていただけやないか・・・と思いながらも、
この瞬間、この二日間のタイムスケジュールが決定。この間ほんの数十秒の出来事。
ハードにやる、そして時には叱り、ときには優しく！
最後には笑顔をもたらすこと。
それも「できる！」という充実感をもたらすこと。
今の状態はすべて白紙。余分なことはしない。
二日間で自信を取り戻させること。私たちはできる！という気持ちを蘇らす事。
それには「頑張らざるを得ない状況を設定してあげる」こと。
そうすれば彼女達には「頑張れる力」がある。
ただそれだけでよい。ただ力を引き出してあげればよい。

中学生に求めすぎてはいかん。
大人の都合を求めるなということ。
大人の都合を求めても結果はうまくいかない。
そこから出発した。
結果は・・・・大満足でした。
インターバル形式にプログラムを組み、
最後は「２点連続得点で１点が入る」特別ルールで試合を織り込む。
そして・・・・手に汗を握る展開が見られるまでになったのである。
打ち合い、拾いあいのラリーの応酬はよかった。
ピンチのあとにチャンスあり！
チャンスのあとにはすぐピンチあり！
その局面が次々に起こる中での試合に緊張感も加速。
あ～、選手は環境を設定すれば「自ら伸びるんだ」。
そうなんです。
伸びる力は選手自らにあるんです。
それが見れただけでも大収穫なり。