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弘前

【第579回】 in弘前(青森県)
2009年6月5日(金)・・・弘前第一中学校体育館(910名)
★受講者累計 111、900名 
  
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【道徳講話】  スポーツと人間学について
弘前_c0000970_15314118.jpg

みなさんこんにちは。草野と申します。早速ですが、今から始めたいと思いますが・・・・話の前に、みなさんの前に・・・・目の前に座っている人の背中にゴミが着いていたとします。さあ、あなたはどうしますか? 今から自分の行動を実行してみてください。 
(ガヤガヤやりだす)。
弘前_c0000970_15325251.jpg・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい!
15秒経ちました。やめてください。ワイワイ・・・・ワイ・・・・・はい!
みなさん、元の状態に戻るのに8秒かかりました。「こっちを向きなさい!」と言わないのにみなさん8秒で元に戻りましたね。これは素晴しい。静かに!と言われないのに自分達で周りの空気を察して動けて大したものです。これから僕、お喋りしますけど、大阪弁がはいりますから、あまりおもしろくないと思います。そういう人はどうぞ寝てください。しかし約束を守ってください。それは「一人で寝てください」ということです。絶対、後ろの人を巻き込まないでください。一人で上手に寝てください。僕なんか居眠りが上手でしたよ。こうしてエンピツをオデコに当てて書いてる振りをして寝るのです。振り向いて後ろの人を邪魔しないこと、道連れにしないこと、それは卑怯者だからね。いいことは一人でできますが、悪いことは一人ではできません。だからといって道連れにしないで下さいね。

【ジェントルマンシップとは】
昨日、この体育館に来てビックリしたのはこの舞台の上に書いてある教育目標の「ジェントルマンシップ」という文字でした。ええ、この学校は男子校?と一瞬思いましたが、そうじゃない。シップがついている。ジェントルマンシップ!・・・あ~、これは心だな、スピリッツのことだな、精神だなと思いました。心と行動のことだと思ったわけです。だから男女の区別はない。そう思いました。今回の講演のテーマである「スポーツと人間学」もまさしくジェントルマンシップなのです。
その夜に校長先生と教頭先生と今日の講演会のことについて打ち合わせをしながら会食を一緒にしました。そこで校長先生にこの学校の教育目標について質問しました。そうしたら次のことが分かりました。
1、この学校の創立は昭和22年
2、初代校長先生がこの学校の教育目標をつけられた。
それが「ジェントルマンシップ」だったのです。僕はそのお話を聞いてこの初代校長先生の先見性と教育センスに驚きました。素晴しいと思いました。昭和22年といえば戦後の混乱期です。つい2年前まで「鬼畜!米英!」と憎んでいたアメリカの言葉を使って教育目標に掲げるとは・・・しかもジェントルマンシップ!。校長先生は一体どんな人だったんだろうと思ったわけです。

そこで僕なりにジェントルマンシップについて考えてみました。ジェントルマンシップとはどんなことを言うのかと・・・。それはね、まず他と争わない、スポーツで勝負の決着をつけるのが目的ではないということです。動物は生きるか死ぬかの決着がつくまで闘争しますが、人間が行うスポーツは勝つか負けるかの決着をつけることを目的としているものではありません。全力を尽くすこと。全力でプレイすることなんです。そして全力で戦い終えたら相手と握手をする心、相手に敬意を表す思いやりの心を行動で表すこと。
それを実際に行っているのがラグビーなんです。ラグビーのノーサイド精神というやつなんです。そしてもうひとつがサッカーです。日本のサッカーが弱かった時、確かクラマーさんて言われる方かな、その人が言われるには「サッカーは子供を大人にし、大人をジェントルマンにする」と言われた有名な言葉があります。
それは40年ほど前の話ですが、62年も前に中学校の教育目標を「ジェントルマンシップ」にしたというのはよほど見識が高いか先見の明があったのかいづれにしても素晴しいと僕は思いました。僕の監督時代もそうでした。試合が終って挨拶してベンチに帰る前に相手のベンチに挨拶をさせていました。自分のベンチや応援席よりも相手に先に敬意を表することです。ボクシングなども終了ゴングと同時に選手同士はリング上で抱き合いますね。そして互いのコーナーに出向いて相手のセコンドに挨拶をします。そういう精神ですね。これがジェントルマンシップであり、スポーツマンシップでもあるわけです。本当に観ていても気持ちが爽やかになります。今、テレビで高校野球なんかみていてもそうではない。相手よりも味方の応援席に先に挨拶に向っている。あれれ?と思います。これでいいの?なにかおかしくない?これじゃ相手を敬う精神が育たない。僕はそう思います。ジェントルマンシップというのは、味方応援席より先に相手に敬意を表し、互いに健闘を称えあう精神が大事です。それはベンチも同じです。だから僕は試合が終ったら自分のベンチよりも先に相手のベンチにも挨拶させていました。ところが最近のスポーツはそういう場面が見れない。勝ったらハデなガッツポーズで味方と一緒にバンザイをする。あれじゃ精神は育たない。だから君達が1週間後に総体の試合を控えているのならば、この辺から始めてみてください。
今日は、この初代の校長先生がどんな思いでこの教育目標を掲げられたのか、私は私なりに、その時の気持ちになって自分の話をしたいと思います。そして、あれも話す、これも話してもみなさん眠たくなり最後に何も残らないのでは困るので、私がいいと思った話を10個します。あとで感想文を書くのでしょう。その中からいいなと思った話や心に残ったことを書き留めたらいかがでしょうか。では第1番目からいきます。

・・・・・・・・・・・・・・以下、話した内容です・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆

第1話・一番先頭を歩きたい話
第2話・努力の壺
第3話・ヒビ割れた壺
第4話・廊下の拭き掃除
第5話・先輩が雑用する
第6話・先輩が挨拶する
第7話・ハリネズミの話
第8話・思い出を語る会
第9話・ピアスと眉毛の話
by kusanokenji | 2009-06-09 15:33 | ■講習会リポート