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by kusanokenji
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第1116話・・・ヒトはモノじゃない

「会社をリタヤ後、年金支給までと思い、アルバイトなどで働いた。そのたびに「働き方」「雇用のありかた」に大きな違和感を感じ続けている。・・・・若い先輩社員に挨拶しても知らんぷり。疑問に思うことを尋ねても「知ったことか」といわんばかりの態度である。定年まで籍を置いた会社のことなど考えたくも無い。その商品を買う気も起きない。そんな元社員やアルバイトを増やし続けてどうなるんだろうか・・・」 本日付の新聞の投稿記事より。 
 僕の場合、幸いにもここまで育ててもらった二つの会社に感謝・感謝の気持ちで過ごさせてもらっているが、テレビや新聞を通じて知る中高年の悲哀、怒り、悩みを代弁している文章だと思って引用した。

 四つの幸せの中の一つに「愛されていることの幸せ」があることを思い出した。
つまり「ヒトは大切にされてこそ・・・」でと言いたいのである。
生きている者すべてに通じる考えだからそれは子供も大人も同じである。
おそらく兼読もそうであろう。だからこそ多くの民から慕われている。
ヒトはモノじゃない。
人を人として大切にしていく精神がない会社に愛着や郷愁を感じることはできないと
冒頭の投稿された方は言いたかったのだろうと推察する。
バレーボールのチームも同じだ。
先日、過去の成績は「記録に残るが心には残らない」と書いた。
勝利至上主義よりも大切なことがありますよ、ということである。
今週も来週も中学校の全校生徒に向けての教育講演会が控えている。
「人の心、自分の心に残る部活動」について喋りたいものだ。
日本の未来を背負う子供たちに直接メッセージを発することのできる自分はとてもハッピーで幸せだ。
しかし、一方ではそういう思いはあってもなかなか外に向って発言できない人もいる。
自分はそういう心ある人の分まで伝える義務がある。
そう思うのである。
なぜなら、その人たちに多くお世話になってきたからである。
by kusanokenji | 2009-05-26 09:13 | ■連載“日々努力”