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第1104話・・・バグ(BUG)

バグとは、プログラムに含まれる誤りのことである。
長年、電子機器(特に生産技術の自動化制御装置)のシステム設計業務に従事していた関係上このバグとは切っても切り離せない関係だった。
 システム開発において、バグの箇所を特定し修正する作業がデバッグ(debug)と呼ばれる。このデバッグ作業に入ると時間も忘れて時には徹夜も当たり前である。この作業は極度の体力と集中力を必要とした。あまりの過酷な世界で、ピークは32歳前後だと言われていた。脳が疲れたら潮時である。脳が働く持続時間との勝負みたいなところがあった。個人差は当然あるがいわゆる「旬」と言うものがあることを感じながら仕事していたことを思い出す。デバッグ作業で大事なのは、少しの異常を見つけてそこの発生個所を特定し修正する能力。バレーボールの指導とまったく同じである。しかも新規開発商品の場合、すべてが新しいものでありソフトとハード両方を見る知識と経験力が必要であった。バレーボールの初心者を指導するのとまったく同じである。ハードとは身体のこと。ソフトとは心のこと。成長期の心と体の構造的な理解なしでは指導は無理だということである。そしてシステムやソフトを開発する時は費用対効果を計算しながら要求されるスペック(仕様)に対応させるために「鳥の目と虫の目」の両方を駆使しなければならなかった。自然体バレーの考え方の根本はここで造られたようなもの。常に進化を求めるのも同じだ。
この時の体験が現在の指導法にも大いに影響しているのである。
 バレーボールで言えば、バグとはミスのこと。
ミスを修正して技術向上を高めてあげるのがデバッグ作業。
いわゆるバレーボールで言えばコーチィングのことである。
機械は感情が無く正直なので正しいことをしてあげればちゃんと動く。
怒っても、叩いてもうまくいかない。原因を修正してあげるとうまく動き出すのである。
そして大きなミスよりも、目立たない小さなミスに大きな原因が隠されているのである。
by kusanokenji | 2009-05-13 09:58 | ■連載“日々努力”