第1078話・・・恩返しをつなごう
2009年 04月 08日
「79歳のおばあちゃんが友人と出かけた帰りのバス停で、見知らぬご年配の人と話が盛り上がった。バスが来たのでバスに飛び乗り、手を振り名残惜しく別れた。バスを降りるときハンドバックがないことに気がついた。探したが、みつからない。どこにもない。さてはあの停留所?バッグの中身はサイフ、カードなど入っており顔がこわばっていく。友人もついてくれてタクシーで向った。いた!あの奥様がベンチに座っていた。「あった」と直感した。涙が溢れ出た。思わず心の中で手を合わせた。奥様は私がきっと引き返してくると思い、待つてあげようと決められたそうだ。「良かったね、喜んでくださったらそれで十分です」と言われ、電話番号も聞けずに別れた。「ありがとう」を何回も繰り返した。人の心の温かさに触れ、生きる喜びを味わった。どこかで恩返しをつないでいこうと決心した・・・・」という内容だ。
素晴しい!
読むほうも心が緩んでしまった。
いいな。
人情がいいな。
ベンチに一人待っているお婆ちゃん。
「きっと引き返してくるに違いない、待っていよう!と決心した」
いつまでも待つ覚悟だったのでしょうね。
そして79歳になってもこんな文章が書けるおばあちゃんも素晴しいと思った。