第1069話・・・陰徳と陽徳
2009年 03月 27日
徳は自分のために積むもの。
だから、いいことは黙って黙々、淡々とやる。
気がついたら他人が喜んでくれていた・・・そんな感じ。
「勝っちゃった!」ってな感覚かな。
あまりガツガツしないこと。他の批判をしないこと。これが大事なようである。
陽徳とは・・・自分の価値を自分で高めようとする言動のこと。
「おれはこれだけ家族のために働いてきたのに・・・」
「何不自由なく与えてやったのに・・・」
「俺はいつもお前達のことを考えているのに・・・」
「これだけやってあげたのに・・・」
この先のセリフはおのずと分かるというもの。
結局は「認めてもらいたい」ことの裏返しでしかないみたいだ。
陰徳を積むとは「いいことは黙ってやれ」ということだが
時にはこういうことも考えると我がままな自分の「心のブレーキ」になれるものだ。