第1027話・・・おかしい!
2009年 01月 30日
テレビ中継の解説も一因となっていることに気がついた。
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「手首の返しが利いている」
「ひじが上がっている」
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瞬時に一言が求められるテレビ中継の解説では、
慣性の働きも含めて起きる一連の動作を、
部分的にとらえて説明せざるを得ない。
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教本にあるコマ送りの解説写真やスリーモーションも同様だ。
肉眼で見えないはずの一瞬の動きが強調されてしまう。
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「指導者が断片的な情報しか得られない中で、こうした言葉や写真が
練習に影響を与える。すると、本来は
無意識でされる動作が変に意識づけされてしまい、
間違った体の使い方が癖になってしまう。
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県内を説いて回った。
「ゴロの捕球は、両手で、正面で、腰を低くして、を意識過ぎるな」
「腰を回すことを強調する打撃指導はダメ」
合わせて、全身を合理的に動かすこと、選手が「いい感じ」をつかむことの
大切さを伝えた。
社会人時代、30代の選手の力が伸びるのを目のあたりにした。
「野球少年の本当の評価が定まるのは、20歳を過ぎて大人の体になって
から。そこまでやれたらきっと何かが残る」と言う。
そういう意味では高校野球はまだ子供。
甲子園に行ける、行けないではなく
選手がこの先にも野球を続けられるような指導がしたい」
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1月30日毎日新聞より抜粋・・・元全日本監督の佐竹正和さん(61歳)が
山形県の中学、高校の指導現場で気がついたことが紹介されていた。
バレーボールのテレビの解説者は大丈夫かな?
ようやく野球界もか・・・それに比べたらバレー界は・・・?
抱える問題点は同じである。
いい記事だった。ちなみに記者は藤倉聡子。いい記者だ。
ポイントがすべて簡潔に押さえられていた。