1001話・・・今、私にできること
2008年 12月 26日
しかし、願いが行動に結びついている人は残念ながら少ない。
結局「まぁ仕方ないか」で終ってしまって、
「何かしたいな」「何ができるんだろう」のどうどう巡りを繰り返す。
例えば、
チームがどうもうまくいってないのでなんとかしてあげたいと思っていても
【監督じゃないからできない】
【話すチャンスがない】・・・・・で終ってしまってはダメ。
こんなことを繰り返していると脳が「いい訳脳」になってしまって永遠にできない。
「離れているからこそできるものはある筈」
「監督じゃないからこそできるはず」
「関係者じゃないからこそできるものは?・・・」
そういうふうに考えたらどうだろうか。
今までネックになっていたものを「だからこそ」に変えるのである。
あるチームが元気がなかった。いつもと違う雰囲気だ。
あきらかにチーム内で問題を抱えているのが分かる。
いろいろなことへの不満と感謝の葛藤、チームメイトとの感情の行き違い・・・・・・・
頭で考えたら理解できるけど、感情が反対の行動をとらせるのもこの年代の特徴。
そういうことは日常茶飯事、どこでも、いつでもある問題。特別に起きる問題ではなく
誰もが通ってきた道だと考えてあげればまた新たな展開の道も開ける。
最後の挨拶に来た時、僕はそのことには一切触れずに
「みんなで頑張って監督を喜ばせてあげろよ!」とだけ言った。