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by kusanokenji
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第969話・・・チームづくり⑪

【個人とチーム】
個人の存在とチームの関係をきっちりと選手に教えることをお奨めする。
個人の主張をチーム内に持ちl込むとチーム内がうまくまとまらないからだ。
あなたはチームにとってこんなに必要な人物ですよ。
あなたはチームにとってなくてはならない存在です。
こういうことを「言うだけでなく本人が感できるように」指導することである。
そのためには監督自身が本気でこの選手はチームに必要だと思えるかどうか。
口だけでは相手に伝わらないので要注意!
ましてや「お前なんか・・・・」など論外だ。

ニックネームは使い方によっては大きな力になり得る。
小生の場合はニックネーム、及び役割を全員に必ずつけた。
その理由は親しみを込めた愛称と同時に、チームの一員という自覚だ。

「それはあなた個人の意見のなのか、それともチームの○○としての意見か?」
発言に自覚と責任を持たせることができれば指導の大半は成功である。
例えば「それは副キャプテンとしての意見ですか?」「それはマネージャーとしての
意見ですか?」「それは一年生リーダーとしての意見ですか?」と聞けるのである。

人間は弱いものであるからどうしても都合が悪くなると個人の気持ちを優先する。
強いチームを作るためには弱い個人をできるだけ出さないことだ。

キャプテンだけが個人よりもチーム全体のことを考えているようでは強いチームは
できない。チームへの帰属意識を高める指導が大切である。
by kusanokenji | 2008-11-02 13:16 | ■連載“日々努力”