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by kusanokenji
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第968話・・・チームづくり⑩

【一流になれない原因を知れ】
音大出身者の発想はなかなか興味がある。
一昨日の木曜塾で来てくれた人は熊本の知人夫妻だった。
旦那の転勤で教師を退職して一緒に神戸に来たので久し振りの再会だった。
3年間の転勤らしくまた郷里の熊本に戻るのであるが、教師時代にはできなかた
自分磨きの生活を満喫していた。教員を退職して専業主婦になってかえって
忙しいという。あちこちに音楽活動や勉強に出かけながらの自分への投資生活だ。
退職して一番に感じたことは「社会で再就職しようと思ったら履歴書に教員資格
しか書けない自分がいた。それって社会で生きるタメには何の力もないことが
わかった。幸い私には音楽という生涯を賭けれるものがあるからいいけど・・・」
とそんな会話になった。そんな経験した人がまた教師に戻ればいいねと言った。
彼女との最初の出会いはテンポとリズムとタイミングの話だった・・・。

で、本題に戻そう。
高校のピアノの教師だが、生徒はレベルが高く音大志望者が入学してくる。
そこで、一流ピアニストになれる人物とは・・・・大体の傾向があるという。
まず安きに流れる人物はダメ。調子者もダメ。大成する人物は違う。
学校にバスなどを乗り継いで徒歩で来る生徒、雨の日も風の日も欠かさず
レッスンする生徒は比較的その後の活躍が期待できるが、逆に車で送り迎えの子
や非常に甘やかされる子、過保護に育ってる子、我侭で贅沢な子は途中で挫折しり、
壁を乗り越えられなかったりする確率が高いらしい。
やはり自力で頑張り切れる生徒は違う!という。勿論目の輝きも違うという。

それと保護者の存在も大きい。
保護者がそこそこピアノが弾けると三者面談でも喋るのは保護者ばかり。
子どもの足を引張る親の構図はバレーの世界と同じ。
「親も頑張ってくださいよ~」とお願いしてもなかなかそうはいかないらしい。
寮生活を三年間やり切れる者とそうでない者
粘り強く努力を惜しまない者とそうでない者
一流になるための第1関門は素質よりも日々の生活にありそうだ。
バレーの選手も日頃の生活態度が最後の決め手になるのは確かで
安易に結果を求めてもそうはうまくいかないのは人生を同じだ。
やはり努力の上に辛抱という棒を立てなければいけない。
自分で決断できる人間は最後は強いよ!
by kusanokenji | 2008-11-01 01:06 | ■連載“日々努力”