第965話・・・チームづくり⑦
2008年 10月 29日
小生が監督就任してまもなくの頃。
方針を発表したら徹底する!
これはリーダーの鉄則!
普通は後輩がする仕事を先輩がやるということである。
当然反発は覚悟していた。 なぜ?私たちが・・・・と思うのは当然だ。
しかし彼女達(先輩)は賢かった。
黙々とやってくれた。
そして後輩に範を示してくれた。
未来の伝統を創ろうと、志を高く持ってくれた。
案の定、見て見ぬ振りする後輩が出てきた。
目に余るバカな行動をする後輩を尻目に先輩は雑用をこなした。
しかしそれは雑用ではなかった。
人が生きるためにやらなければいけない「尊い仕事」だった。
「世の中に雑用は」ありません。用を雑にするから雑用になるのです」
そんな言葉にも出会った。
お陰で人間性はどんどん豊かになっていった。
後輩たちは学生時代の正体をさらけだした。
心のバレーボールとはかけ離れていた。
それを先輩達は大きな愛の力で包んでくれた。
一人、二人と先輩の後ろ姿についていく者が出てきた。
チームはだんだん結束力が強くなっていった・・・。
これが草創期のチーム作りである。