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by kusanokenji

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in静岡15が無事終了しました。
二日間で400名、指導者66名。超満員御礼😊
会場は高校。4面と3面が取れる立派な体育館。
高校の協力に感謝です。

自然体バレーの人気というより主催者の人望の賜物。あまりの参加者多数のために申し込みを早々に締め切る事態に。申し込みをゆっくりと構えていた常連校などお断りをせざるを得ない事態になり、「ご迷惑かけた」とO 先生はうれしい悲鳴。

こういう企画は
【内容】より
【誰が声かけたか】
で参加人数が決まる。

影響力が大きい人が声かけると人は集まる。影響力の大きさは【肩書き】と【実績】に比例するのが世の常。一個人、それも弱小中学校の顧問で15回も続いているのは珍しいケースだ。前任のT先生の意志を受け継いだのが現在のO先生。ともに全国に出るような強豪チームではない。県大会にも出場できない弱小チームだ。しかし毎年【いいチーム】を作る。全員が初心者なのに、卒業時には技術も心も成長した姿を見せてくれる。そんな「チーム作り」の姿に共感してくれる中学校の指導者仲間が参加してくれるようだ。その輪がだんだん広がっているのを実感する。今回初参加の若い顧問がいた。自身は春高バレー出場などの実績を持つプレーヤ出身。前任校ではジュニア出身者が多く県の上位は当たり前だったようだ。しかし、転勤先は全員初心者の部活を受けもった。これまでの指導が通じない。はたと悩む。どう指導していいのかわからない・・・自分の力量不足を受け止めるしかない。過去の経験は、目の前の子供達を生き生きさせるにはあまりにも役立たないことを思い知った。当たり前の話だがこれは体験しなければなかなかわからないことだ。若くしてそういう体験をしたことは今後の教師生活に大いに役立つだろう。選手時代に理論的根拠に基づく指導、内発的動機を尊重する指導を受けた体験がないのだから仕方ない。実績を持っている指導者ほどその挫折感は強い。その挫折感を自分で認めたくない人はその矛先を選手に向ける。「お前らは・・・」と、指導者として逆方向に走るお決まりコースに転落していくのだ。そういうパターンが部活現場には未だにはびこっているのも事実だということから目を背けてはいけない。でも、一人一人の生徒は命ある一人の人間だ。怒声・罵声を浴びて動くものではない。肉体は殴っても、人間の心は殴れないのだ。信頼と尊敬ななければいくら指示してお命令しても動かないことを知るべきだ。もがいてもどうすればいいかわからない。ますます深みにはまり込んでしまい、しまいには自分自身の精神のコントロールを失う結果になりかねない。

 そんな矢先に今回の体験。二日間も遠くからバスを貸し切っての参加。「自然体の考えに触れてよかったです」と彼自身が喜んでくれる姿を見てこちらも嬉しくなった。きっといい指導者になってくれるだろうと・・・。

正しいと思うことなら
やることを怖れるな!

これがファーストペンギンの心得。

バレー塾15回
人が喜ぶことをやるのに
強いとか、弱いとか
関係ねぇ〜よ

継続は人間力だ!
ごくろうさん
あなたたちが
ギブアップするまで付き合うよ😊
















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by kusanokenji | 2015-11-30 13:51 | ■連載“日々努力”

【わたしが出会った女性指導者達】


いつもは男性指導者の視点で書いていたので、

今日は女性指導者のことを話題にしてみます。


 草野先生が言うように、女性でも「こわーい」と思う人はたくさんいました。


 この世界は、圧倒的に男性指導者が多く、

その中で結果を出していくのは並大抵の精神力ではできません。


 気合の入った女性監督は、ボール出しからすごいです。

統率のとれたボール出しは、

男性でもかなわないという場面に何度も出会いました。


 試合前に話をしても肩に力が入っていて、眼光鋭く、独特の雰囲気を漂わせていました。ワンマン系の練習では、もうしつこいぐらいの球出しです。「もう無理だろ」と思っても、顔色一つ変えずにねちっこくボールを出し続けます。ある意味、男性よりも冷酷です。


 けど、そんな女性指導者たちと合宿などをして、夜にお酒を飲むと、みんな優しい顔つきになります。そこで話をしてみると、ある一つの共通項がありました。それは、みんな現役時代に強豪チームに所属していたということ。そして、ビンタや体罰を受けてきたということでした。それも想像以上に激しい指導を受けてきたと言う人が多かったと記憶しています。


 ・髪の毛を引っ張られて、ひきずられた。

 ・あごがはずれた。

 ・鼻血はしょっちゅう出ていた


 と、こんな話をよく聞きました。そういった指導に耐えてきたので、バレーとはそういうものが当たり前だという感じでした。ある意味、彼女たちも被害者だなあと感じることがありました。


 だからこそ、必要以上に勝ち負けに執着するし、男性の指導者には負けたくないと強烈なライバル意識を持っています。へらへらしたバレーは認めたくないとも言っていました。


 けど、本音でしゃべると、普段、強がっているせいか、とても弱気な一面を見せていました。「ちょっと肩に力が入りすぎだよ」と私が言うと、「そんなこと言ってくれる人、今までいなかった」と、妙に感激してくれました。


 今、このブログを読んでいただいている女性指導者の皆さん、肩に力が入って、阿修羅のような形相でバレーをしていませんか?


 女性は男性よりもはるかに強いのです。過去に受けた指導と対極にある指導ができるのも女性の強さがあればできると思います。


 自分の受けた負のスパイラルにどこかで終止符を打たないと、結局は、自分と同じ運命をたどる子どもたちをつくってしまいます。


 小さい頃に受けた絶対服従の世界は、その後の人格形成にも大きく影響します。


 これは、誤解をされるかもしれませんが、暴力的なカリスマと言われる指導者のもとで育った選手は、その後の、恋愛や結婚で失敗することが多いという話もよく聞きます。


 強烈な過去の体験が歪んだ形で心に残るので、男性を見る目が狂ってしまうのではないでしょうか?


 暴力を受けても男性から離れられないDVを受けている女性はこの世の中にたくさん存在しています。なぜ、そんな男性から離れられないのか?暴力の後に優しくされることで、思考回路がおかしくなってしまい、一瞬の優しさが幸せに感じるからだと心理カウンセラーはよく言います。


 DVを受けている保護者に出会ったことがあります。「お母さん、なぜ、別れられないの?」と聞くと、「あの人は本当は優しい人なんです」「あの人は私がいないと・・・・」、なんてことをよく言います。


 そういうお母さんの生い立ちを聞くと、小さい頃に父親に暴力を受けた、若い頃につきあった男性に暴力をふるわれた・・・、などの話をよく聞きました。


 スポーツの世界もそうです。小さい頃に受けた心の傷は、その後のその子の人生を左右するのです。


 女性指導者は体罰よりも、言葉の暴力、陰湿なしごき、嫌味、理詰めの人格否定などの場面をよく見てきました。


 バレーの世界を変えるのは、過去に厳しい指導を受けてきた女性指導者の皆さんにかかっていると思います。



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by kusanokenji | 2015-11-26 08:11 | ■連載“日々努力”

糸魚川

【第915回】in糸魚川(新潟県)
2015年11月21〜22・・・能生市体育館 220名
★受講者累計 183、360名 

・・・・・・・・・・・前回・・・・・・・関連ブログ・・・・・・・・・・・・・・



3日間の強化練習
レセプションに
はじまり
レセプションで
終わりました

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中学生よ
逞しく生きれ!

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小学生を
「子供扱いしない」
ことだ
尊敬と信頼をもって
向き合うことだ
この考えこそ「自然体」の原点!!


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君たちは

週4日練習で
きっと
全国へ行けるよ!






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by kusanokenji | 2015-11-25 19:42 | ■講習会リポート

【同じ女性の視点】


娘が生まれた時に私は転勤して、何だかよくわからないうちに監督をすることになった。うちは夫婦共働きで女房も教師である。最初は、監督をすることに猛烈に反対していた。少年団活動をすることで、家事への協力ができなくなることへの不満だった。


 しかし、私が勝てなくて地獄を見ていたころ、かわいそうと思ったのか、徐々に気遣ってくれるようになった。夜遅くまでテレビの前でDVDを見ながら練習メニューの研究に明け暮れる日々・・・。苦しんで、もがいているところを見て、私の一番の応援団となってくれた。


 私は監督時代、妻からのアドバイスに何度も助けられた。


 「小学生といっても女は怖い。

妬みと嫉妬は子どもでも大人でも同じ。気をつけないと・・・・」


 「誰かが褒められたりすることにものすごく敏感だから気をつけないと。誰に対しても同じように接しておかないと足元を救われるよ」


 「女の子は、ジェットコースターみたいな乗り物が好きでしょう。怒られたり、優しくされたり、楽しませてくれたりと、いろいろな引き出しがないとまとまらないよ」


 「監督から見て、信頼できる子というのは意外と仲間からはそうでもない子が多い。そういう子がキャプテンになると結構やめていく子がいるよ」


 現役時代、いかにチームの女の子の心を一つにするか。そういったことに一番労力をかけていました。心一つにならなければ、いかに練習メニューを工夫しても全く無駄になることがたくさんありました。


 私が監督時代に学んだこと、それは


 「悪いことは起こる前に小さな変化が必ずあるということ。その小さな変化に気づけるかどうかが指導者にとっては大切だ」


 ということでした。


 大切な試合では、必ず、女房と娘の姿がありました。親たちの応援にまじって、必死に声を出してくれている姿をベンチで見ていて、何度も力をもらいました。


 また、保護者も「先生の奥さんが応援してくれる」ということで、とても好意的に受け入れてくれました。転勤する時には、私よりも女房へ感謝の思いを伝えていました。


 「奥さんがいたから、先生もバレーに全身全霊を傾けることができた。全ては奥さんが嫌な顔一つしないで、バレーを先生にやらせてくれたから」こんなことをよく言っていました。


 私は、草野先生の奥さんが亡くなられて、先生がその思いを綴った文章を読んだ時に、なぜ、先生が日本一をつかむことができたのかが少しわかるような気がしました。


 一番近くに最も信頼できて、強い女性がいたから、勝負できていたのだと・・・。家庭を粗末にし、妻を味方にできない男からは女性を束ねていく魅力はないということを教えてもらいました。


 指導者の中には、「うちは家庭の協力が全くなくてさあ」

「うちなんか、父親ぬきで、勝手に楽しんでいるよ」

と自虐的に話す監督さんもいます。


 けど、

そこも変えていくのが自然体バレーなんだと自分では思っています。


 家庭を犠牲にしている・・・・、よく聞く言葉ですが、「家族が応援してくれる」に変わっていったら、今までよりももっといい指導ができるのではないかと思うのです。


 そして、奥さんの言うことにも耳を傾けられるようになると、

「体罰」にたよる指導は絶対にしないと思うのです。


 女性は「暴力」、それも無抵抗の人間への理不尽な暴力は、絶対に許すはずがないからです。


 同じ女性の視点から自分の指導をふりかえってみてはどうでしようか?



【追記(草野)】

しかし、なぜか、女子指導者は

女は女の心がわかるので妥協しない!

一方男性指導者は

女の涙に騙されやすい!

僕なんか、コロリンでした。


もうひとつ

腕組みして足組んで、かん高い声で吠えているのは

男性、女性、どちらが多いでしょうかね〜?

気の弱い僕なんか、もう、その場から逃げ出したいほどでした。

子供達はこわ〜いだろうなと思ったものです。

それと、これは今でもですが

講習会などに参加して、主催者や講師に

挨拶できないのは大概女性顧問ですね。

私なんか、90%そうです(泣)

なぜでしょうか?







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by kusanokenji | 2015-11-24 19:42 | ■連載“日々努力”


【解説者になるな、解決者になれ❗️】


タイトルの言葉は、草野先生が発信していた言葉です。

私にとって忘れられないフレーズです。


 バレー指導を始めたころ、こんな話をよく耳にしました。


 「うちのチームはハートが弱いから勝てないんだ」

 「大事な場面でミスをする、勝負弱い選手ばかりだ」


 試合会場で監督さんたちに会うと、よくこんな話を聞きまきした。

 どうしてハートが弱いんだろう。みんな自分のチームの解説をしているばかり・・・。コーチングとは何か? そんなことをぼんやりと考えていました。そして、最短距離で勝つ方法を考えました。

 

 ○恐怖で人をおさえつける

 ○この指導では限界がくるし、自分もつぶれてしまう

 ○誰よりもバレーを勉強しよう

 ○練習メニューは勉強すれば何とかなりそうだ

 ○自分は「心」を鍛えることを勉強しよう

 ○あとは正しいトレーニング理論で理論武装しよう(D2ライン、股

  関節の可動域、0ポジションなど)


 恐怖で人を動かすのではなく、人を育てるためには尊敬されることが必要ではないか。そのためには解説者ではなく、解決者にならなくては・・・。


バレーに本気で向き合おうとしたとき、こんな思いを抱いたのを覚えています。また、草野先生の「相手と同じ練習をするな。量が多い方が勝つから」という言葉も大きなヒントになりました。例えば、こんなことをやっていました。


 ①夏の練習では、練習終了後、プールに入っていた。ウォーキン

   グ、水泳などは、疲労回復や筋肉のクールダウンに役立った。

  ⇒選手のけがや故障とはほとんど無縁だった

 ②特にプールで水球を真似したトレーニングを取り入れた。瞬発

  力と筋力アップに大きな効果があった。

 ③冬場のクロスカントリー⇒持久力とバランス系の筋力に大きな効果。

 ④イメージトレーニングのCDを購入して、「自律訓練法」を習得さ

  せた。試合前の緊張感のリラクゼージョンに大きな効果。

 ⑤栄養教諭の先生を招いて食育講座を開催。疲労がたまってい

  る時の食事、試合直前期の食事メニュー等、親にも一緒に聞い  

  てもらった。

 ⑥整体師の先生を招いてマッサージ講座。子どもたち同士、家に

  帰ってから親と一緒にやるなどしてコンディショニングを整えた。

 ⑦様々なゲストティチャ-の活用。ダンスの先生を招いて、アップ

  に取り入れた入りした。


  このようにバレーとは違ったスポーツ、様々なアプローチを試み

  ることで効果が上がりました。この指導のペースには、草野先生 

  の実業団時代の指導からヒントを受けました。「最初は合唱指

  導から始まった」「花嫁修業も兼ねて、料理教室を行った」、

  確かこんなことをされていたという記憶があるのですが・・。


  私は監督時代、徹底的にいいものは、パクリました。そのほとんどは草野先生のメニューであり、考え方でした。パクリながらやっていくと、何となく自分のチームにあったメニューなんかが浮かんできました


  体罰と暴言に走らないためにどうすればいいか?


私なりの結論ですが、信頼できる指導者の考え方や指導法を徹底的にパクルことが必要だと思います。ちょっといいなあと思って「かじる」のではなく、言い方が悪いですが「パクルのを極める」のです。

草野先生の練習メニューとブログを片っ端から読みあさったことが今の自分をつくっていただいたと思っています。パクリから自分のオリジナリティーが生まれます。そうすれば、体育館の片隅で「ああでもない、こうでもない」と解説する指導者には絶対になりません。


 最後に、私が見てきた解説者タイプの指導者で、常にいいチームをつくっている指導者はいませんでした。みんな、いつも負けてばかりでした。「負けて⇒解説」の繰り返しでした。



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by kusanokenji | 2015-11-19 07:12 | ■連載“日々努力”


【すべてを失う前に・・まだ間に合う】



 ・選手がやめると言い出した時

 ・保護者から批判された時

 ・指導者の方針の足並みがそろわないとき


 指導していると突然、いろいろな問題がふりかかってきます。私も突然、不幸のどん底で何度も苦しんでいました。上のような問題が発生した時、やはり、自分の指導法やスタイルに問題がありました。勝ちにこだわり過ぎていたり、周囲がみえなくなっていたり、人のせいにしてみたり。

問題のベクトルは、自分から発生していることがほとんどでした。


 けど、指導していると、それとは違った問題にも遭遇しました。

 ・チームが強くなり出した時、特に「優勝」という名のつく魔力

 ・いろいろなチームから練習試合を申し込まれるようになった時

 ・周りから「あの監督はすごい、あのチームは強い」というまなざ

  しで見られるようになった時


 こういったときに問題発生することのほうが多かったように記憶しています。強くなると、別人格のような指導者に変身してしまうのです。

 

  ①暴言が多くなり、いつもピリピリしている

  ②目つきが悪く、暗い

  ③説教が多く、話もくどくなる

  ④練習がワンパータン

  ⑤過去の美談を語る


 うーん、自分もこんなことがありました。そして、こんなときの口癖は「俺はバレーに全てを懸けている」「俺はバレーに命懸けで取り組んでいる」という自虐的な台詞でした。


 けど、こんな時代は、試合が怖くて怖くてたまりませんでした。格下のチームに負けたらどうしよう・・・。練習試合でセットをとられたらどうしよう・・・・・。こんなことばかりが脳裏を横切っていました。強くなっていくことで自分を見失っていました。


 そんなときに私が草野先生からかけてもらった言葉があります。

 

「バレーに命をかけたらあかん。バレーが好き、このぐらいでいいんや。家庭があって仕事があって、そして、バレーがある」


 有り難い言葉でした。人間は何かを犠牲にしていると思うと、私のように器の小さい人間は、人に恩着せがましくなってしまいます。俺は○○なのに・・・。お前たちはみたいな・・・・」、こんな台詞を子どもに向かって言うようになります。


 おそらく、このブログを読んでくださる方の中にも、周囲からの勝てのプレッシャーで重圧を背負って、目を吊り上げて体育館に行っている監督さんもいるはずです。けど、そういう時に、体罰などは起こります。


 私が見てきた体罰指導者とは、ある意味、勝てのプレシャーから逃げずに向かっていた人たちでした。ものすごい情熱のある人たちばかりでした。けど、その情熱のベクトルがどこかで狂ってしまうのです。


 今からでも間に合います。もう一度、自分の指導法をふりかえってみてください。


 ベクトルが狂っている時代、女房に「パパのバレーをしている時の目は、人でも殺しかねないような異常な目だよ」と指摘されました。「人でも殺しかねない」、オーバーな表現と思いましたが、体育館に入る前に鏡を見ると、いやーな人相になっているなあと自分でも感じました。そこから、手鏡をもって、よく見るようになりました。


 小学生は恐怖という武器でおさえつけようとする大人には無力です。怖いから耐えようとします。そして、心が歪んでしまいます。そして、その歪みは一生心の傷として残ります。


 草野先生のブログは、自然体を学んでいる人も、あるいは対極的な指導をしている人も見ています。また、その中間で悩んでいる人たちも見ています。


 全てを失ってから気づくのではなく、今、気づいていただければと思います。まだ、間に合います。そして、その先には、子どもたちの笑顔と、バレーの指導をしてよかったと心から感謝できる未来の自分へとつながっています。







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by kusanokenji | 2015-11-18 07:17 | ■連載“日々努力”


【独裁者にするのは、保護者にも責任が・】



体罰をする指導者は、周囲からカリスマとか呼ばれている指導者が多い。指導実績は申し分ない。しかし、指導スタイルは、ビンタとワンマンという名のしごきがメイン・・・。初めて練習を見た時は、その異様な光景に言葉を失ったものです。


 けど、そういった体罰指導者の取り巻きこそ、私は要注意だと思っていました。わが子がビンタされても、「どんどんやってもらえ」みたいなことを言う保護者っていませんか?


 体罰指導者の周りには、一部のマニアックな保護者の存在が支えていると言ってもよいでしょう。私は現役時代、こういった親のほうがたちが悪いと思う時もありました。


 私が全国大会をねらうチーム同士の強化練習会に参加した時です。セットを落とすと、パチンパチンとビンタが始まります。肩を押して、壁際までどつきまわす指導者もいます。けど、私が嫌だったのは、さんざん監督に暴言+暴力のフルコースを受けたにもかかわらず、その子の親が出てきて、また、泣かすというシーンも何度も見ました。監督と母親とのダブル攻撃です。こういったシーンって、見たことありませんか?


 そして、そういった母親に限って、チームの保護者会の重要なポジションを占めています。


 「叩かれなきゃ、勝てないの。叩かれて叩かれてバレーボールはうまくなっていくものなの」と・・・・。そういった親の目を見ると、私は思わず、「病んでいる」と思っていました。


 そして、そういった親のいるチームと一緒に強化合宿をすることがありました。びっくりするを通り越して、笑ってしまいました。


 ①晩御飯の時に監督が座ると、ビールとお酒を母親がつぐ。

 ②夜のミーティングをしている間に、母親たちが二次会の用意。

  大きなクーラーボックスに大量のお酒とつまみ。

 ③飲み会は、深夜まで続きます。だいたい夜中の一時までは当

  たり前。

 ④子どもは寝ているが、指導者と親たちはどんちゃん騒ぎ。

 ⑤そういったチームの親の応援は、過激。


 ここのチームは、夜のスナックかよ~と思ってしまいました。


 こんな合宿が3日間ぐらい続くのです。私もそのチームと一緒にいて、一番感じたことは、親に品がないことでした。勝てばなんでもいいみたいな雰囲気なのです。「勝たせてくれるなら、叩かれても何をされても構わない」、こんなことを声高々に言います。


 勝つことでチームが自分の娘が注目されること、目立つ存在になることに酔ってしまっているのです。そして、そういったチームを支えているのが、バレー名門校に進んだOBの存在です。OBとその親たちが来ると、もう、現役の子どもと親たちは羨望のまなざし・・・・。「○○高校に特待生で入ったなんて、すごい」と・・・。


 小学校のスポーツ界を変えるためには、指導者だけの問題ではないと思っています。小学校スポーツこそ、その背後にそびえたつ、親の存在が重要なのです。









 



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by kusanokenji | 2015-11-17 08:24 | ■連載“日々努力”

講演会で高校の先生方にお願いしたこと
高校生が中学生を招くのは、世間的に見れば「下心(したごころ)見え見え」ですよ(笑)。しかし、直接スカウトに関係ない対象の小学生を積極的に学校に呼んだり、あるいは出張したりして指導することは、これはだれもが感心することです。「京都の高校は小学生を教えている」と世間の評判を立てて欲しい・・・そんなお願いをしました。
 

昨日は京都府高体連の講習会
最後の一時間は先生方向け講演会

そこで上記のようなお願いをいしたのです。
高校では体罰はゼロになった、と言っても過言ではありません。しかし小学校ではまだまだです。なぜでしょうかね。小学生は民間の大人が指導者として多く、普通から見れば社会常識があって当たり前なのに体罰問題を引き起こしたり理不尽な指導をするのが不可解?まして社会的地位のある人が問題を引き起こしては話になりません。一部の指導者であろうけども、世間ではその一部を許してくれない、と認識すべきが上に立つ者の役割であるはず。強化としてもいろいろ手を打たれていますがテレビニューズになるほどの現状を考えるとまだまだデス。協会トップも、もっともっと次から次へと体罰がなくなるまで波状攻撃のように手を打つ必要がありますね。バレーの悪いニュース、それも大の大人が孫みたいな小学生に馬乗りになって・・・あまりにも悲し過ぎます。

一生懸命手を打ってもダメならまた違う手を打つ。
ゼロになるまで手を打つことをやめないことです。
手を打つことが目的ではありません。
体罰をなくすことが目的ですから。

高校が小学生を指導する・・・
その時には保護者も引率&見学にきていただく。

普及活動と同時に
小学生指導者の体罰防止の抑制策の一環としても
効果を期待したいですね。

頑張って〜!










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by kusanokenji | 2015-11-16 10:36 | ■連載“日々努力”

京都

【第914回】in京都(京都府)
2015年11月15(日)・・・洛水高校体育館 110名
★受講者累計 183、140名 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



京都府高体連

やっと実現!
前回もオファー頂いていたのですが日程が合わずにやっと今回実現しました。ガツガツしないキビキビ行動といいますか、若い先生たちが多いということと、京女の奥ゆかしさを感じながらの講習会に満足。最後は別室で、先生方だけへの講演会も。懇親会は小中学校の先生方と違った雰囲気で、これもまたいいものでした。
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伏見は酒どころ
ここは月桂冠の直営店

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高体連強化員会のメンバーと
顔なじみも多く・・・
イメージが違ったなー(いい意味で)

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元全日本の大村選手も
高校教師として参加
ご主人が全日本のトレナーだったこともあり、「体の使い方」にとっても興味をもっていたのが印象的。こういう指導者がバレー界に新たな新風を巻き起こしてくれることを期待したいですね。人柄も良く、皆さんから可愛がられていました(笑)

先生方向けの講演会で、
先生方にお願いしたこと

詳細はここ










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by kusanokenji | 2015-11-16 10:27 | ■講習会リポート

 学校現場の体罰防止の取り組み


私が教師になった22年前、「体罰は学校教育法で禁止」されていると言われてはいたが、見えないところで体罰はありました。忘れ物をするとゲンコツなどはまだあったように記憶しています。


 中学校の生徒指導担当の先生に会うと、「体罰は必要だ」というような論調も根強く残っていました。もちろん、部活と言ったら、暗黙の了解で体罰OKみたいな感じでした。バレー部の先生は、「女子バレーはいかに生徒をいじめるかだ」などと声高に言っていたのを覚えています。


 あれから、20年、学校現場では体罰は一切なくなったと言っても過言ではありません。もし、ゲンコツをしても、新聞に掲載され、戒告・減給などの処分が科されます。それでは、学校現場で、どのような研修をしているかについてお話します。


   ①体罰と暴言の定義

  ②法的根拠

  ③実際の処分内容

  四月当初にこのような研修を管理職がします。

  

  ④一人一標語

 「手が出そうになったらぐっと深呼吸」などと

自分の標語を作成して職員室に掲示します。


  ⑤体罰によらない指導法の研修

  ⑥感情コントロール演習 など


 このように一例を紹介したましたが、様々な角度からアプローチしています。


 それに加えて、保護者による

「体罰アンケート」の実施です。


これは、自校の管理職も見ることができないようになっていて教育委員会が全て集約します。


 このような複数の目でチェックしているのです。

 例えば、実績のあるベテランの先生が、バチーンとやったとします。すぐに同僚が止めるか、管理職への報告があります。体罰が明るみに出たら、学校がどれだけ被害を受けるか、そこから信頼回復するためにどれだけの長い時間と労力がかかるのかをみんな知っています。だから、「見て見ぬふり」は、学校現場ではなくなりました。


 さて、体罰が今なお残るバレー界、「体罰禁止」と上がいかに声高に叫んでも、体罰をなくするための優れたシステムが構築されていなければ限界があります。


 体罰・暴言をなくするためには、そのための優れたシステムと制度を構築していかなければなりません。


 協会の上の方々も一生懸命にやってくれています。しかし、ボトムアップ的な活動を立ち上げていかなければいけません。


 例えば、クラブ員を募集するときの案内に「うちのチームは、ノー体罰+暴言」を守りますみたいなコンプライアンス遵守宣言みたいなものを入れるとか・・・・。


 練習試合をする時に、最初に指導者で集まって「暴力・暴言はやめよう」と確認したり、試合の前の講話で、選手と保護者に「今日、集まった指導者たちは、暴言と暴力をしない指導で皆さんにバレーを教えます」みたいなことをやったら効果があるのではないでしょうか。


 地区の中で、そんなグループを立ち上げていく、そして、そこに草野先生を呼んで、さらに学習を深めていく・・・。ネットワークが広がると思います。


 もちろん、ものすごい抵抗勢力にあうと思いますが・・・・。


 大丈夫です。世論という強い味方が皆さんを応援してくれます。


*補足

  うちの学校の職員室には、体罰と交通安全の一人一標語が 

  飾ってあります。ちょっと紹介します。

  

 「やばいと思ったらまずは、

     子どもに近寄らないで距離を保て」

 

  みんな、それぞれ工夫しています。


  バレーの指導者も体育館に

 標語を掲示するとかなりの抑止力と

 保護者への宣伝になると思います。









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by kusanokenji | 2015-11-14 08:46 | ■連載“日々努力”