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by kusanokenji

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実業団や高校上位のチームには、今晩は恒例の“越年合宿”。
いつもとは「違う一日」の体験合宿だ。
家族ではなく、チーム全員で正月を迎え、お雑煮を食べ、初詣へと向う。
そこには神聖な魂の響を感じれたものである。
あ~、バレーボールってええな!・・・・そう思えた。

しかし、昨今の事情は違うのか?
昨年は実家に帰るついでに高校生10チームが集まる越年合宿に参加した。
しかし怒声・罵声・バシバシの音の中、がっかりしてすぐに退散した苦い思いがある。
だから今年はいかない。

1992年、松下の監督就任2年目の正月。
待望の体育館と合宿所を建設してもらい“越年合宿”をやった。
単独チームでの越年合宿だ。
みんなワクワクしていた。
ボールを一人1個持って、コートのエンドラインに構えカウントダウンをした。
そして、新年と同時にサーブを打って「おめでとう!」の挨拶をした。
そこから土居神社に全員で初詣した。
そのまま、妻が準備して待ってくれている合宿所に戻った。
大広間にはお飾りがしてあって、お屠蘇をいただいた。
選手一人一人からお神酒をついでもらったのでちょっといい気持ちになった。
みんなでお雑煮を食べて、抱負を語り、初夢の床についた。
元旦は朝から全員で「書初め」をやった。
選手のおじいさんが書道の先生で、わざわざ合宿所にきてもらい、指導してもらった。
そんな時代が懐かしい。
選手皆が家族になれた気持ちが心地よかった。

その前に、30日には合宿所で餅つきをやった。
選手の保護者がきてくれた。
正式な餅つき。杵でつく餅つき。ペッタン、ペッタン!
初めて体験する選手も何人かいた。
みんないそいそと働いた。
選手のエプロン姿が新妻に見えて初々しかった。
まさしく、花嫁修行である。即、家庭生活に直結する体験の場がそこにあった。
バレーボール=(イコール)生き方を学ぶ場がそこにあった。
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by kusanokenji | 2009-12-31 10:04 | ■連載“日々努力”
公園を散歩していると、歩くのが不自由な人と出会う。
一生懸命リハビリされている。
以前なら、「大変だな」と思ったかもしれないが、いつの日からか
「一人で歩けるようになってよかったですね」と励ましたくなる。
妻が床に伏してから、そう思えるようになった。
歩ける人を見て
「幸せだな」と思えるようになった。

ママさんバレーに興じている人たちをみて
「あなたたちは、今最高の至福のときだよ!」と思ってしまう。
まずはあなた自身が健康だからできること
今日の今、家庭で葬祭がないこと、急病人がいないこと
それだけでもありがたいことなのに
それが9人も揃って試合ができるのは奇跡に等しい。
これを幸せと呼ばずに何が幸せ?

そう思えるのである。
それなのに
いっぱい悩みやら不満やら愚痴やら・・・・
人間の欲望の限りを表に出したら罰があたるよ。

バレーボールできることのありがたさを感じれるだけでも
バレーボールは大きく変わるはず。
みなさん、いい顔して
バレーボールを楽しんでください。
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by kusanokenji | 2009-12-30 09:34 | ■連載“日々努力”
2000年2月に発刊した弊著「日々新た」の第57話から引用。
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松下幸之助創業者は
「物を売る前に経営理念を売れ!物を作る前に人をつくれ!」
とやかましく言われていたんだよ。
この意味、君らにはあんまりピーンとこないと思うけど、実は凄いことなんだ。 
どこの会社でも「事業は人なり」と言っているけど問題は中身や中身が全然違うんだよ。
この会社(松下)しか知らない人はその違いが分からないかもしれないが、
僕は違う会社の経験もあるし、いろんな会社のことも人よりは知っているので良く分かるんだよ。  
  この前ある大学にスカウトにいった時、そこの先生、部長さんがうちの考え方にえらく感銘してくれて、とても気に入ってくれて、「選手をどんどん送りたい」と言って下さったんだ。これこそ会社の考え方、バレー部の取り組み方を売っていることになるんだよ。つまり「バレー部の目的は何か」「選手の育成法はどうしているか」「企業スポーツをどのように認識しているか」「将来の構想は」「その考えは何処から来ているのか」等々が、相手に通じたんだと僕は思うんだよ。今、物は売れなくても、今欲しい選手が採れなくても、相手に本当にファンになって貰うだけの「もの」をもって接すれば、いつかは必ずうまくいくものだよ。 
  会社は何のために存在しているんや?と聞かれたら、「世の中を豊かにするために会社がある」と即座に答えられるぐらいの考えがいるんだな。
  「会社の目的は何か」「自分はどう生きるか」「チームの存在価値をどこに求めているか!」、これが「理念」というものだ。
 逆にどうすれば儲かるか、どうすれば楽できるか、どうすればうまく世渡りができるか、とばかり考えることを「通念」と言うんだよ。世の中をうまく泳ぐための「ずるい考え方」と理解した方がいいかも知れない。そんなんはいつか崩壊して崩れるだけだ。
松下にはしっかりした「理念」があることを覚えておいて下さい。」
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で、どうしてこの文章を引用したかというと
「バレーボールの指導も同じだよ」と言いたかったから。
小学生女子で170cmあるエースがいる。
身体能力も高い。運動能力も高い。
当然打てば決る!
その選手は朝から晩まで打たされる。
その結果はどうなるでしょうか?
全国に出る。勝つ。新聞に出る。注目を浴びる。
しかし、そのあとのあまりにも大きい代償が待ち受けて居るとは誰も思わない。
新聞は目に見えない能力とか素質とか可能性よりも
目の前の、目に見える結果を重視するのは至極当然な話。
目に見えない、危険な予知までしてくれない。

「通念」・・・・とにか今が大事。今通用することを最優先。しかし将来は分からない?
「理念」・・・・将来のことを考えて、今何をすべきか・・・・。


子供の指導法はこの二つに分けれると痛感する次第。
こうして考えるとどうあるべきか選択の余地はないと思うのだが、
しかし、いざ現場を見ると「通念」が勝っているように思えるのである。
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by kusanokenji | 2009-12-29 12:13 | ■連載“日々努力”
もうとっくに3か4は超えて、
5か6の実力の段階にいるのに、
まだまだ自分では3か4程度の力しかないと思って努力を怠らない選手。

一方、まったく逆で、
実力は3か4なのに、
自分では5か6あると思っている選手。

どちらが伸びる選手であろうか?
答えは誰でも前者だと答えるだろう。
その通りである。

しかし、自分ではまだまだ3か4しか力がないと思っているのに
周囲からヨイショされてその気になってしまい、
天狗になって努力を怠り、結局いつの間にか消えてしまう選手も少なくない。

いわゆる「世間から注目されて」ダメになってしまう例は結構ある。
特に精神も技術も未熟な小学生や中学生ではなおさらその可能性は強い。
誉めることは大事だが、誉め殺しにならないようにも気配りが必要である。
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by kusanokenji | 2009-12-28 02:10 | ■連載“日々努力”
つい何年か前までは庭の先の大阪府立体育会館。
毎年6月に行われていた全日本都市対抗バレーの会場である。
5年ぶりに行ってみた。
いろいろと応援したいチームがあるためだ。
会場に入るなり、「おー!」ときた。
懐かしい香。いい光景だ。
少々テンションがあがる。
あ~、やっぱり現場はいいな。大阪はええな!
応援席は・・・・・
県の選抜だからかな・・・ちょっと寂しい。

古い顔にも沢山で会った。
不思議なものですね。古い人ほど雄弁です。
こちらは聞き役に徹するのが一番。
健康だからこそ会場に足を運ばれるのですね。

若い人にも何人も出会いました。
チームのスタッフになっています。
5~6年前は20代で、講師で・・・・・
今は中核で活躍。いいですね。若鮎みたいで・・・。
みなさん「本を読んでいます」「ブログ見ています」と言ってくれます。
ありがたいな~と思います。

折角ですからブログ見ている若い指導者に一言!
「工夫しなさい!」

全体的に見て、工夫が足りない。
もっとできるはずなのに・・・・と思う。
工夫しなきゃいけない場に身を置く修行不足かな。

「通用するバレー」をやっているのが原因。
自分より弱い相手には頑張れるけど、
そうじゃない場合の工夫が足りない。
中学生代表なのだから
もっと大胆なミスをしでかすくらいがちょうどいい。
「ミスの中に夢がある!」
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by kusanokenji | 2009-12-27 00:57 | ■連載“日々努力”
会社が赤字を出すことは罪悪だと教えられた。
そのためには適正価格と適正利潤が必要だとも。
なぜならば
国に税金を納め、従業員とその家族を養うのが使命だからである。
会社は社会の公器だと戒められた。

昔の商品開発は、「人に便利なもの」を作る」ことに力を注いだ。
バブル崩壊後は、「人に必要なもの」に移行した。
そして最近は、「地球に優しいもの」である。

三つに共通していることは
自分の利益だけを求めていないということ。
昨日のブログに書いた近江商人の
「売り手よし、買い手よし、世間よし」の理念である。
「あなたよし!、僕もよし!、みんなよし!」

これらの考え方は一朝一夕にできるものではない。
開発するということは、その裏には膨大な情報と勉強が必要だ。
いわゆる「基礎工事」である。

手抜きした基礎工事では、いくら立派な建物を建てても嵐が来れば
根こそぎなぎ倒されるような結果になりかねない。
まさしく「疾風に頚草を知る(「嵐にあってこそはじめてその人の志の強さがわかる)」である。

人間の基礎工事は3歳までだという説が根強い。
3歳までに手抜きしないこと。
教育ママは3歳まで!という言葉もあるほどだ。
うちの娘と嫁の子育て(両方とも生後3ヶ月)を見ているとうなずける。
親からも見てもしっかりやっていると思う(少々親ばか)。
子供がうまれたら退職して専業主婦になるのが僕達夫婦の考えであった。
子供には何も言ってないが、でも見ていたんだろう。2人ともそうしている。

話は別であるが松下電池の体育館の基礎工事は凄かった。
阪神大震災の後だっただけに基礎工事はとても丁寧だった。
「見えないところを手抜きしない」とはこういうことかと学んだ。
設計段階から関係させてもらったが、当時の社長からは
「30年後に、創って感謝されるようなものをつくれ」といわれた。
地域住民に優しい体育館。
人を温かく包み込む体育館。
障害者も健常者も一緒に切磋琢磨できる体育館・・・・
そんなコンセプトであったことが懐かしい。

精神も建物も基礎工事が大事だと思う年末の日である。
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by kusanokenji | 2009-12-26 10:00 | ■連載“日々努力”
勝つためにするスポーツはお金がかかりますね。
この前事業仕分けで国のスポーツ予算が削られて
いろいろ大騒ぎしていましたが、結局あの金は税金ですよね。
ちょっと複雑な気持ちでテレビを見ていました。

イソップ物語の「北風と太陽と旅人」も参考にしたらいいと思います。
「頑張っているから銭くれ!」は北風さん流。
喜んであなたたちの活動に協力させてもらいます!・・・・・・・・
手の平の上にお金を乗せたくなるような活動を考えたいものです。
太陽さんのように!でも、そんなうまい話はないか。
仕方ないですね。
職場も経費節減で大変ですものね。
スポーツどころじゃない。ごもっともです。
休日になると米一合と300円持参するチームがありました。
炊飯器で炊いてみんなで食べるのです。
300円はおかずと副食と飲み物代。
これこそ同じ釜の飯です。

無欲、
無心、
無私、
至誠、

近江商人の「三方よし」の理念がとても新鮮に聞える昨今です。
「三方よし」とは
自分よし、相手よし、世間よし!
自分だけの立場をアピールするのでなく
あくまで、相手のこと、世間のことを考えること。
目先の損得勘定はするなと言うことですね。
人の役に立つことをやり続けることが前提条件
だと教えてくれています。
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by KUSANOKENJI | 2009-12-24 22:15 | ■連載“日々努力”
「・・・・中略・・・・
 全盲の人が夜道を提灯を持って歩くお話(ブログ参照)は、とても考えさせられました。
実際にバレーをする上で自分がどんなに良いプレーをしたと思い込んでも
それが次に触る人にとって、プレーがしにくいボールだったら
それは良いプレーと言えないと思ったからです。
プレーは自己満足ではいけず、
お互いを思いやる気持ちが大切なのだと思いました。
これは人間関係の中でもいえることだと思います。
 私たちのチームでは、塾が忙しく、部活に出れない子がおり、
なかなかチームが一つになれず、
暗い夜道を全員が何も持たずに歩いてしまっているように思います。
ですが、バレーボールはチームが一つでないと、6人がまとまらないと
できないことに、最近気がつきました。
そして先生のお話を聞き、暗闇の中、何も持たずにいては、お互いを見ることが
できないことを知りました。
一人一人が明かりを持ち、お互いを照らしあい、まとまっていきたいと思います。
 自然体バレー塾の一日はあっという間で、ですが、その中で本当に沢山のこと
を学び、感じることができました。本当にありがとうございました。」

これは今年の11月23日の八王子でのバレー塾に参加した高校生からのお手紙です。

メールの時代にあって、手紙の温かさと、気持ちのこもった高校生の姿がとても
新鮮さを与えてくれました。

そして、ふと思いました。

こうしていろんなことを感じてくれる子供が沢山いるんだ・・・と。
そして
これはいいことだから続けよう。
ただ喜んでもらえることに精出して続けよう。
余分なことはいらない。
何もいらない。
ただ人様に喜んでもらえることを、
こうしてできるだけでもありがたい。
それこそ六方(※1)に感謝だ。
バレー塾も参加者が11万8千人になる。
目標をいくらに設定しようかな?

※1・・・橋本でのバレー塾に参加した兵庫県養父郡の清渓中学校の
ボールに書いてあった言葉。
「六方拝(東西南北天地)」より。
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by Kusanokenji | 2009-12-23 11:02 | ■連載“日々努力”
バレー塾。
どこの会場でもそうであるが、新しいドリルを行うとき
すぐにできる子供とそうでない子供がいる。
そこで登場するのが、できない子供にすぐ口出しする指導者だ。
「あなたは本当にわかっているの?」とその指導者に聞きたいのだが、
それくらいトンチンカンな説明をしている場面も見受けられる。

先週の橋本。今年最後のバレー塾だ。
そこで指導者のみなさんに「今年最後のお願い!」をした。

2~3分待ってください。
あなたたちはどうして2~3分待てないんですか!
2~3分すれば馴染むんです!
それまで待ってください!
すぐに指摘しないでください!
口出ししないで下さい。
子供の脳がフル回転しているのです!
それを邪魔しないで下さい。
たった2~3分です!

指導者が見る視点は
こどもができる、できないかが問題ではないのです!
やろとしていることへの注意力、集中力が問題なのです!

何をやろうとして居るのかを注意深く観察するのです。
注意散漫であれば次の手があります。
やり方が分からなければこちらの指示がまずいのです・・・。

高校駅伝で全国制覇した世羅高校の岩本真弥(44)監督は
「指導方針は『極力教えない。』
練習で思うように走れない選手にも叱咤はしない。
寮の生活も厳しい監視はせず、選手同士で規則正しい生活を送れるように任せる。
今大会の前も、平常心の走りを指示した程度。
『自主性と人間性がなければ優勝はできない』
という信念のチーム作りは、3区以降の揺ぎない独走に結実した。」

2度目の優勝は古豪復活を印象付けるが
「強豪校に追いつけるよう、これからも当たり前のことをやるだけ」とあくまで謙虚だ。
<2009、12、21毎日 朝刊「人」>

若いのに凄い監督さんですね。脱帽です。
自画自賛しないところが素晴しい!
こうありたいです。ありがとうございました。
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by kusanokenji | 2009-12-22 10:42 | ■連載“日々努力”

伊豆

【第二回・自然体バレー塾in伊豆】
主 催:自然体バレー塾in伊豆 実行委員会
開催日:平成22年2月27日(土)~28日(日)
会 場:講義…修善寺農村環境改善センター 多目的ホール
実技指導…修善寺体育館
対象:指導者(監督・コーチ)、選手(小・中学生)、保護者、その他一般での受講希望者
※選手については、両日共先着順120名程度で
        参加申込を締め切らせていただきますので、予めご承知いただくと共に、
        早めに申込いただけます様、お願い申し上げます。
日 程:《1日目》
9:00~受付
9:30~12:00講義
13:00~16:00実技指導
      《2日目》
9:00~受付
9:30~16:00実技指導
参加費:大人(1人) ¥1,000/1日、 選手(1人) ¥500/1日
昼 食:1食¥700にて、お弁当をご用意致します。
懇親会:2月27日(土)18:30より、草野先生を囲んでの懇親会を予定しております。
(会費¥6,000)
申 込:参加ご希望の方は、お名前とEメールアドレスまたはFAX番号を明記の上、
        下記宛先までご連絡ください。折り返し、申込用紙を送信致します。
宛先:事務局 三枝 俊也
Eメール:toshiya_3193@cy.tnc.ne.jp
FAX:0558-83-2787
※申込期限:平成22年1月31日(日)まで
その他:・宿泊を希望される方は、ご相談ください。
・参加申込後、大人の方でキャンセルをされる場合には、
                2月19日(金)までにご連絡いただけます様、お願い致します。
                なお、選手の参加数変更は当日でも構いません。
・その他、不明な点がございましたら、三枝までお問合せください。
(携帯:090-1819-5985)
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by kusanokenji | 2009-12-21 16:25 | ■開催要項