第958話・・・中学生の試合⑤
2008年 10月 17日
5年前の熊本でのバレー塾を思い出した。
中学生10チームほど集まった。
そこに九州大会に参加する沖縄の2チームも参加した。
そこで、より実戦的なトレーニングをやりますと宣言した。
何をやるか?・・・・すべて試合当日のシュミレーションである。
まず、試合会場に到着してからの動きをやらせた。
荷物をどこに置くか、トイレはどこにあるか、休憩場所はどこか・・・。
誰がどのうように動くのかのシュミレーションである。
レギュラーも補欠も関係ない。全員の動きのシュミレーションである。
試合当日、「早くせんか!」の怒号が飛び交わないように準備しておくのである。
試合前のアップ、試合間の過ごし方、アップの場所、方法・・・
臨機応変にできるように学習しておくのである。
勿論、試合前の公式練習、3分間の練習・・・・そしてゲーム(これは少しだけ)
試合が終ってからの行動まで学習した。
小学生や中学生の交流会や練習試合が盛んであるが
チームを強くするのは試合が一番だ、という考えは僕にはない。
実業団の時も、いかに練習を少なくして勝てるか!を模索していた。
楽するために寝る間も惜しんで努力する・・・これが楽しいのである。
そうなれば、桂小金治さんの名言「努力の上に辛抱という棒を立てろ」が
自然に備わってくるように思える。