第743話・・・側転
2007年 09月 06日
それも、ただ側転するだけでなく、プレーに組み込む。
理由は
混乱状態からの修正機能力アップ!
混乱状態とは、
1、頭の中が真っ白、2、体の体勢が崩れる
そこから正常な状態に復帰させる能力のことである。
身体の傾きのセンサーは三半規管。傾きが発生したらその値を
大脳に知らせ、大脳では修正値を即座に計算して各部位に
指令する。この自動制御回路を鍛えるのに効果があると思ってのこと。
ところがこの側転ができない小学生、中学生が多い。
本当は幼稚園でやっているはずなのに、と思うのだが
小学生の体育の時間は何を教えているのだろうかとも思ってしまう。
ハイハイ動作からクマさん歩行に移り、そこから片足をあげさせて歩行しながら
側転にうつると案外スムーズにできるようになるみたいだ。
直上アンダーにも側転が入っている。
高いボール、低いボールを交互に連続して直上アンダーパスするのであるが
高~いアンダーパスしたら、ボールが空中に飛んでる間に側転1回!
そのあと起き上がって落ちてきたボールをダイレクトで低くアンダーパスして
何事もなかたみたいに続ける。無理な場合はワンバウンドボールでも構わない。
高いボール、低いボールで1回と数え、これを3回する間に側転を1回入れてみよう。
側転10回で終わりにする。
つまり、高い、低い合わせて直上アンダー60回する間に側転10回の計算になる。
直上アンダーパスの練習ひとつのなかに「他と差をつける」発想が自然体バレーの考え。
「側転」が目的でなく、側転のもたらす効果をスキルに活かすためである。