462話・・・仲間を大事にしようや <日々新た>より
2006年 09月 19日
一緒にいる空間が心地よい
いつまでも一緒にいたい・・・・!
そんな仲間でバレーボールができたら嬉しいよな。
それができれば最高や。
しかしそれをあまり求めすぎてしまうとアカンのや。なぜなら「仲間を選んでしまうということは、仲間はずれをつくるということ」と同じだということでもあるんやで。これは避けて欲しいな。「この子さえいなければ・・・・」と思ってしまう仲間が集まってグループをつくってしまうのがチームでは一番よくない。そうなるとチームの雰囲気が悪くなり、ゴタゴタになり、すったもんだして結局誰かが辞めていく。そういうパターンというかケースをいっぱい見てきたからね。そういうチームは大体同じことを繰り返すもんや。その子がいなくなるとまた「新しいこの子」をつくってしまうからや。ちょっとでもイヤなことがあるとすぐ仲間分かれてしまうんやな。だからワシはそういう我がままは許さん主義や。仲間を切り捨てるような人間になってはアカンということや。君らを人間的に信用できない人間にしたくないということや。好き嫌いで仲間はづれをつくることは子どもの集団やな。うちみたいな実業団チームというのは目的と目標がはっきりしているんだからね。会社に入社するということ、学生から会社員になるということは「気持のけじめ」が必要ということや。会社人間になった以上、会社の方針に従わないといけないということや。普通の会社員は入社すると自分で勤務先を選べない、上司を選べない、一緒に仕事する職場の仲間を選べない、時間を自由に使えないということだよ。 それが仕事をするということ。学生との違いや。人間関係がイヤでいちいち悩んで辞めていたら生活できなくなるぞ。給料もらうには最低のガマンは必要や。あの子が嫌いだからイヤと拗ねるのは単なる餓鬼のすること。もっと大人になろうや。人との交わり方を勉強するのが「心の教育」やからね。