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by kusanokenji
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第2711話・・・バレー塾第988回 in弘前

第988回バレー塾
in弘前
2017年5月13(土)〜14(日) 弘前一中学校体育館他  200名
述べ参加数:191、210名


教師の資格は
〜進化〜

ノーベル賞を受賞した大村智教授の話の中に「小学校の教員をしていた母の日記に、教師の資格は、自分自身が進歩していることだ」と書かれていました。これは非常に厳しい箴言(しんげん)で、絶えず進歩しながら教えていくことの大切さを母から教わった気がします」書かれていました。

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2日目に参加しました。<レポート 上路>


参加者は、地元中学生の4チーム。
昨年までとは違い、たくさんの笑顔と声があり、講義終了には、時間ぎりぎりまで、質問がありました。もちろん、草野先生の導きもあると思いましたが、先生方の普段の生徒の向き合い方を感じる練習会でした。

【16ビート裏拍】
LINE研修で12月ごろから見て取り組んでいますが、正直、理解が浅く、今回の研修で学べることを楽しみにしていました。丁寧な解説と何度も繰り返されて取り組んだ実技、その成果を見て、理解を深めることができました。
『なぜ、16ビート裏拍をするのか?』
リズムに乗る、流れに乗る。それは、人間も気持ちが良い。そのよいことで、バレーボールの動きと流れをつくる。
4ビートは、イ~チ、ニ~、サ~ン、ヨ~ン
8ビートは、イチ、と、ニ、と、サン、と、ヨン、と
16ビートは、8ビートの倍速
この「と」が裏拍
それは、「表」と「裏」、「ためる」と「はねる」、「作用」と「反作用」、「バックスプリット」と「1歩」ということ。
また、中学生男子による演習。ダッシュでスタートをするときに、確かに、みな1歩引いてから、駆け出します。
「この1歩引く動作が遅れ。バックスプリットで、膝を抜く。さらに、2,3歩目を強くがんばる。(1歩目は小さく)。徒競走ではなく、バレーボールのなかでのダッシュなので、2歩目、3歩目をがんばる。ただ、がんばるのではなく、何のためにがんばるかをしっかりとしたら、効果が違う。」

【動画の奥深さ】
以前の講習会で、
『(聖カタリナ学園高校トストレ後)練習直後のコーチング~教えてもらったことを5分以内に5つ書く~』の動画について、これだけで1冊の本(教育論、指導論)が書けるくらいの内容がある。と話され、内容を解説いただきました。
その講習会では、奥を観る、背景を観る、「観見の目付」がポイントのひとつでもありました。
今回の『ノックの打ち方』の映像のなかにも、
「教えてもらうだけでは上達しませんよ。それでは、教える側の能力次第ということですからね。つまらないですよ。」と、ナレーションがありました。
「教える人が良い、悪いと言って人のせいにしてしまうことになる。教える人がうまくなくても、自分でできるようになればいい。
人のものを見て覚ええるとか、考えるとか。
それでも、わらなかったらどうする?(選手の回答、「聞く」)
その前にすることは、ないかな?(選手、「・・・」)
『自分で調べる!』
このことは、2歳で決まる。(洗濯を干すときのお月様の形のお話)
このときに、教えてもらってばかりいたら、人に甘えたり、人に聞くしかできなくなる。(2歳のミルクの話)」
このように、動画の見えるものだけでなく、その背景、語っているものに気づかないと、ドリルのものまねで終わってしまいます。それだけでなく、トレーニングひとつにしても、基礎技術にしても、その取り組みでものごとの考え方、心構えまでも成長ることに気づくことが大事だと思います。そのためにも、動画を観るときは、文脈をたどることが必要ですね。

【点と線】
先生のプレゼンテーションの画面には、点シリーズと線シリーズがあります。点と点をつなげれば、線になる。それがわかっていても、練習場面では、どのようにしたらよいのか。その映像ももちろん、用意されていました。そのプレゼンテーション画面を見ても、きちんと整理され、段階的、系統的指導、必要なときに、パッと出せる引き出しの数々、想像を超え準備されているものを見ることができます。会場では、どの場面でも学びがいっぱいでした。

【ミーティング】
よく、練習最後に反省会をしますが、翌日には忘れていることもしばしば。
4チームで6人の乱打を一回りし、すぐ、各チームで反省会をしました。まとまったら、草野先生へ報告。その次に、今の反省とは違うことで、具体的に「これをやろう!これを気をつけよう!」というものを2つ話し合いました。このときに、ポイントがずれたら、目的もずれてしまう。みなさんのミーティングは、なんか、反省のための反省。目標づくりのための目標のような感じ。昨日の練習は何だったの?みなさんから、出されたものは、目に見えるところであり、結果。チャンスボールをしっかり返すとか、ディグを上げるとか。その結果を作り出しているものは何か。
私(草野先生)から見たら、
1、チョンチョンをしていない。
2、ミスを見逃している。(後からでもよいから、やる)
とアドバイスされ、この「ポイントのズレ」「視点のずれ」を気づき、ミーティング、反省会のポイントが確認できました。

【進化】
体育館に大きく掲げてあった生徒会テーマ「進化」という文字。
テーマを決める、掲げるだけではダメ。ツメが甘い。進化ということは、具体的にどういうことをすることか。個人で、学級で、学年で、チームで考えているのか。
この「進化」という言葉をキーワードに、数々のお話しがありました。
・3年生、チームに何を残すか。自分たちが後輩のために、何が  残せるの?チームでもめることはなかったか?あって当たり  前。人が集まれば、人の悩みがあるもの。そのときにどのよ  うに解決するかが大事で、後輩がそれを見ている。誰かが、  わがままをしたら、いけない。後輩が見ていると意識したら、 変わる。2年生も後輩の前で恥ずかしいことをしたらダメ。意識 が変わる。
・一流の人を研究したらいい。一流の人とふれたらいい。進化し たければレベルの高い人に入っていけばいい。そうしたら自分 も高くなっていく。厳しいところに入っていけばいい。それ  は、自分が決めること。
・よかれと思ったことが、科学、研究、医学の発達で壊れ、進化 している
・意見をいうときは、根拠をもつこと。もし、間違っていたら、 変えたらいい。それも、進化ということ。自分の意見にこだわ らない。正しいことを求めたらいい。
・①強い動物 ②頭のよい動物 ③変化に対応する動物  生き 残った動物は?
 残ったのは、③の変化に対応する動物、人間。人間の中にも① ~③の人間がいるね。変化に対応するということは、進化でも ある。

学校現場では、アクティブラーニングが取り組まれています。
講義型ではなく参加型。対話、グループでの演習、体験、教えあうなど。自然体では、以前から、たくさんの学びと様々な学び方、何を学ぶかよりも、いかに学ぶか。選手が主体的に学び、取り組めるように、やらせる指導より、やりたくなる指導となっています。今回、自分のアンテナの感度に、そのことが、どんどん、ひっかかる場面がいっぱいでした。バレー関係者だけでなく、指導者をはじめ、学ぼうとする気持ちがあれば、誰でも、学びがたくさんある研修場所と感じました。







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by kusanokenji | 2017-05-16 15:33 | ■連載“日々努力”