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by kusanokenji
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第2659話・・・元監督・現教頭の視点(63)

全てを失う前に

バレー界に入ったころ、チームも強くできないし、指導者の人ともなじめずに、バレーボールが好きになれませんでした。


 あの監督では勝てない、あの指導では選手も伸びない・・・、こんな言葉で他人から批判された時にとても腹が立ちました。けど、それは全て自分の責任。自分が情けないからでした。


 今思うと、自分の劣等感を直視することができないから、妬みや嫉妬、怒りという負の感情となってあらわれていたのだと思います。


 また、この感情をずっと抱き続けていたなら、バレーの指導も途中で投げ出していたと思います。


 自分がこの経験から学んだことは、「自分が間違っていたら素直に反省し、言動にあらわす」ということでした。この姿勢を持てると、他人をどうのこうのという視点がなくなりました。


 自分の過ちを認めることは、とても勇気がいることです。しかし、自己欺瞞に苦しむよりはいいと思います。


 「自分が間違っていると思ったら素直に反省する」、私が草野先生から学んだことの大きな財産のひとつです。


 先日も中学校のバレー指導者が体罰で懲戒免職になりました。報道によると過去からずっと暴言、暴力を繰り返していたとのこと。そして、処分も受けていたとの事実も。おそらく、保護者や上司からも幾度となく注意されてきたはずです。どこかで、「素直に反省する」ということがあったら、全てを失わなくてもすんでいたはずです。


 懲戒免職ということは、退職金ももらえません。また、将来の年金も減額になります。そして、教員免許も失効になります。そして何よりも自分の人生だけでなく、自分の家族をも路頭に迷わせることになります。


 こういった事件を聞くたびに胸が痛みます。なぜ、バレーボールの指導を通して、自分の人生を狂わせてしまうのか・・・・・。


 他人を傷つけ、自分も全てを失ってしまう・・・・・・・・


 心が痛みます。


 「全ての子どもたちを笑顔にします」「全ての子どもたちを幸せにします」、今こそ、この自然体バレーの理念が求められているのです。










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by kusanokenji | 2016-10-27 22:27 | ■連載“日々努力”