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by kusanokenji
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第2640話・・・元監督・現教頭の視点(55)

生活と心のつながり


夏休みに入ってから一週間ほどになりました。先日、同じ職場の先生から「教頭先生は夏休みでも出勤時間が変わらないんですね」と言われました。自分では意識したことはないのですが、私は一般教諭・監督時代から夏休みでも通常と同じ時刻に出勤していました。理由は、「生活の乱れは指導の乱れになる」と思っていたからです。


 合宿、遠征等、この世界ではいろいろとお酒を飲む機会があります。また、優勝でもすると祝勝会があり、保護者とものむ機会が確実に増えます。私も勝つたびに「先生、親たちで○○でのんでいるからね。後から来てね」とお誘いを受けることもたくさんありました。勝った話をつまみにしてのむのは実に気持ちのいいものです。「先生、すごい」などと言われ有頂天になってしまいます。当然、酒量も増えて、翌日まで残るのみ方をしてしまいます。


 私の周りでも強くなることで、自分を見失い、酒席も増えて家にいなく家族を粗末にするようなになった人。保護者と不倫関係に陥ったり、一部の保護者から過剰な接待を受けたりした人を何人か見ました。欲にまみれた生活に送り、指導の世界からも離れていき、家族までも失ってしまうケースもみました。


 そういう人たちを見て、「強くなっても心をいかに清らかに保つか」などということを考えるようになりました。そんな時に出会ったのが自然体バレーでした。私は自然体バレーの練習メニューよりも、人間学にひかれてのめりこんでいきました。ですから、チームが強くなっても、信じるものの存在があり、それを羅針盤として指導という航海をしていました。ですから、途中で沈没することはありませんでした。ただ、漂流することはよくありましたが、もう一度、コンパスを持って、正しい航路を目指すことができました。


 私が監督時代も今も心掛けていることとして

 ①規則正しい生活をする

 ②約束したことはきちんと守る

 ③暴飲暴食をしない。

 ④寝不足にならない・反対に寝過ぎない

 ⑤怠けない。けど、無理して働き過ぎない。バランスのとれた生活

 ⑥異性関係の乱れ・問題を起こさない。

 ⑦お金は必要最低限しかもたない。質素・節約を大切に。けど、

  家族・選手・チームのためになるお金の時は太っ腹に使う。


 生活の乱れは心の乱れを起こし、指導の乱れという負のスパイラルに陥ります。バレーをしているときもイライラしたり、怒りっぽくなったり、丁寧さ等も失われていきます。


 私の指導経験から言えることは、「規則正しく、きちんとした生活をすることで、気持ちの乱れもおさまり、仕事やバレーに集中できるようになる」ということです。また、家庭でも落ち着いた状態で過ごせるようになります。


 監督というのは、全てにおいて試されているんだと思います。けど、こういった「動じない生活」ができると仕事でも自分の可能性が大きく広がっていきます。バレー指導をしたことで、私は確実に自分を高めることができて前に進む生き方ができるようになりました。もちろん、その中心軸にしてきたのが自然体バレーです。


 暑い夏休みです。生活も乱れがちになるこの時期、指導者の皆さんも自分の生活を見直す機会にしてはどうでしょうか?



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by kusanokenji | 2016-08-03 11:05 | ■連載“日々努力”