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by kusanokenji
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第2626話・・・元監督・現教頭の視点(47)

【監督世話係】


私がバレー界に入ったころに驚いた光景があります。その光景がこれです。


◆監督の障害物を全て取り除く選手がいること


 私がある名門チームに初めてお邪魔してときのこと。そのチームの指導者は、厳しい指導で有名な指導者でした。その監督が来るころになると、選手たちは玄関前に何人か集まり、ソワソワしています。何が起こるのかと思っていたら、まず、監督が玄関前に着くと、選手は玄関を開けて挨拶します。監督が靴を脱ぐとその靴を靴箱に選手が入れます。そして、選手が玄関のドアを開けます。監督専用のソファのようなイスにたどり着くまで、監督は何一つ自分で障害物は取り除きません。ネットを通る時も、選手がネットを上げています。この光景には、驚きました。

 さらに監督へのお世話は続きます。ソファに座ると、何とそこにコーヒーを持った選手がやってきます。コーヒーとともにスポーツ新聞までも持ってきています。


 「なんじゃこりゃー」と、びっくりしました。けど、こういった光景って、私もけっこう見ました。小学生チームはあまり見かけませんでしたが、高校は多かったですね。


 ですから、こういった指導者を真似する人もたくさんいました。


 私も選手を連れていったら、次の練習で子どもたちが私の服をていねいにたたみ始めました。私はすぐにやめなさいと言いました。


 「気配り・心配りは大切だと言ってきたけれど、先生はあのような心遣いはうれしくありません。あれは、何か機嫌をとっているようなものです。服ぐらいは自分でたたむの当然です。自分のことは自分でするのが基本です。それにあのような御機嫌とりをする時間があるのなら、練習してうまくなりなさい」


 また、灰皿を持ってくる係もいることを知りました。私が親なら、どんなにすごい監督でも、選手が練習しているところでタバコを吸い、その灰皿を選手に用意させるところを見たら、子どもを預ける気がしなくなります。しかし、しかし・・・・・・・。なぜか、そのような指導者のところに好き好んで選手を預ける指導者や親もいるのです。


 皆さんの周りにまだそういう指導者は存在していますか?


 そういった非常識が常識となっていたバレー界だからこそ、競技人口の減少、レベルの低下を招いていったのではないでしょうか。


 もし、近くにそういう指導者がいるとしたら・・・・・・。


 子どもにきちんと、゜あの大人の態度はおかしい」と教えることも必要だと思います。


 子どもは間違った情報がインプットされると、その情報が正しいと思い、発信・行動します。それを修正してあげるのが親であり、大人の役割だと思います。










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by kusanokenji | 2016-06-22 10:52 | ■連載“日々努力”