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by kusanokenji
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第2622話・・・元監督・現教頭の視点(44)

【理想と現実の狭間で】


自然体バレーを学び始めていた初期の頃は、理想と現実の狭間でもがき苦しんでいたものです。


 「将来を見据える指導」・・・・・・・、けど、現実に「勝利」を何よりも求める選手と保護者がいる


 「追い込まない指導」・・・・・・・・・、けど、前の指導者からずっと追い込まれる指導に耐えてきた選手と親たちにとっては、自分の指導は甘い、そんなんじゃ勝てないとボロクソに言われる


 草野先生の理念に共鳴し、自分の中心軸に据えていこうと思っても、何度も決心はゆらぎました。もがき苦しみました。


 けど、この苦しんでいる間に、自分がしたことは、自然体バレーの練習法を徹底的に勉強したこと、本・DVDを丸暗記するほど繰り返し繰り返し勉強しました。DVDなどは、草野先生の言葉、しゃべり方を真似できるぐらいまで自分のものにしました。


 悩んでいる時というのは、どこかで、自分の進む道に自信が持てない時です。特に私のように名門チームを引き継ぎ、弱体化させ、そこから再建しようと思っているときなどは悩みと苦しみの波状攻撃の中で日々生きています。


 多分、そんな状況でバレーをしている指導者の皆さんもいるはずです。


 私がそんな時には、自分の「忍耐力」を高める時期なんだと思っていました。忍耐力を高めるためには、このような厳しい環境に身を置くことが必要なんだと・・・・。自分に言い聞かせていました。

そして、いろいろと自分の思いを選手や親に話すと、余計にうまくいかない状況に陥りました。だから、ベラベラ多弁になることを慎みました。そして、草野先生の理念から、自分なりの解決策として、次のような方向性を考えて実行しました。


 ①誰よりも早く体育館に行って雑用をしよう。(ネットはりなど)

 ②選手や親より先に挨拶しよう

 ③寡黙になろう

 ④一言増やすより、一言減らす努力をしよう


 自分の思い通りに行かない時って、どうしても伝えたくて、わかってもらいたくて、ベラベラとおしゃべりに走ってしまいます。けど、その路線は、相手からさらに反感を買ってしまいます。


 そんなときに私は 「寡黙」というキーワードのヒントを草野先生からいただきました。いただいたというか、草野先生の発する言葉、ブログから自分から勝手に想像しただけですが・・・。


 うまくいかないとき、相手に思いが伝わらない時に、上のような視点で取り組んだ方が結果的に伝わったことは紛れもない事実です。


 理想と現実の狭間で悩んでいらっしゃる指導者の皆さんへ、


思いが伝わらない時こそ、

一言減らして、

行動を変えてみることが

求められているのでは

ないでしょうか。










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by kusanokenji | 2016-06-02 09:42 | ■連載“日々努力”