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by kusanokenji
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第2603話・・・元監督・元教頭の視点(38)

【練習試合と遠征について思うこと】


「今年は勝負の年」

 「○○のチームは、今年はかなりいい結果を期待できる」


 そんな声が聞こえ始めるのが新学期がスタートした今の時期です。


 そして、そんな声に焦り始め、徐々にペースを乱されていくチームをよく見ました。そんなチームに共通していたことは


 ①指導者に年間を通した強化プランがなかったこと。

  目先の一勝にしがみつく。

 ②全国に行ったなど結果を残したチームのやり方を真似る

  過度な遠征スケジュール、保護者にも金銭的な出費を強いる

  長距離遠征

 ③指導者も選手も保護者も明らかに心の余裕がなくなり、

  独特の疲れたオーラに包みこまれる


 こういったチームをよく見ました。

 すばらしいエースがいながら、過度・過密スケジュールでけがや故障になかされた選手。

 「勝つ」ことにこだわりすぎて、チーム内の不協和音。対 監督、保護者同士など人間関係の争い・・・。


 そして、一年を終わるころ、そのチームには、「誰がこんな状態にしたんだ」という責任追及が始まり、ドロドロの状態になります。一年前、すばらしいチームへと成長するはずだったのに、ふたをあけると、そこには崩壊が待っています。


 今年、期待されているチームの指導者の皆さんへ。

今こそ、足元を見つめてください。

「三つの納得」を常に自問自答してください。

そして、他者に絶対にペースを乱されないでください。


 自然体バレーの目指すものは、週四回の練習、毎週の練習試合からの脱却です。

 このベクトルの中で、創意工夫したスケジュールを組み立ててください。


 「練習しなければ・・・。毎週末、練習試合をしなければ・・・。遠距離遠征して名門チームと対戦しなければ・・・・」そんな強迫観念にかられて、上のような状態に陥ったことがある私です。


 そこから学んだことは、

 ・スケジュール管理能力

 ・練習プランニング能力

 ・決めたことを守る意思決定力


 ということです。

 ・練習試合にテーマを持つ、相手の選別、

 ・普段の練習から実践を意識したメニューの構築

 

 特にチームの選別では、カテゴリーを中学生・高校生に求めて、

「こんなパターンの攻撃で攻めてください」「こんなスタイルのチーム」など、こちらが求めることをよくお願してやっていました。


 六チームが集まって、一日中セットを繰り返すスタイルから、最短距離で実践能力を鍛え上げていく、そんなことを脳裏に描いていました。もちろん、伝統的な練習試合形式をしなかったわけではありません。ただ、毎週、「集合型練習試合」をしなくなったほうが、チームの戦績は確実にアップしました。


 「相手と同じことをするな。練習量の多い方が勝つから」


 草野先生のこの言葉の重みをかみしめてください。


















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by kusanokenji | 2016-04-08 17:13 | ■連載“日々努力”