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by kusanokenji
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第2490話・・・親孝行とは

誕生日は
一人で静かに
産んでくれた
両親に感謝する日

とこれまで、静かに迎えていたのですが
朝、パソコンや携帯を開くと・・・・・
人生で始めてですね。
いやいや、恥ずかしいやら、照れるやら・・・
この歳になっても見捨てずに、わざわざ激励の文章まで添えていただき
たくさんの人たちからのメッセージに、戸惑いました。
でも、みさなさんの心遣いには素直に感謝です。
ありがとうございました。
多すぎて、一人一人には返信できませんが、この場をお借りして
感謝申し上げます。

ところで昨日の雫石(岩手県)バレー塾(ここ)で
話の流れの中で、

「親孝行」の話になりました。

小中高生120名に
「君たちは親孝行について考えたことがありますか」と質問したら、ありますと応えた人はなんと「ゼロ」。では、小学校や中学校で親孝行について先生から話を聞いたことはありますか?の質問にも、「あります」と挙手した人は「ゼロ」でした。まあ、恥ずかしいから挙手しなかった人もいるかもしれませんが、いくら割り引いても、学校や家庭で、改めて親孝行について話し合うことはゼロと考えてよさそうです。指導者も40名以上参加されていたので、

「学校ではなぜ親孝行を教えないのですか? 親孝行というのは教育の本質、人間としての本質だと思うのですが?」と、ちょっときつい口調で訴えてしまいました。(汗)

そこで、では今から親孝行について一緒に考えてみましよう、と親孝行の映像を見てもらいました。僕の考える親孝行は

1、親より先に死なない!
2、犯罪を犯さない!

この二つが基本です。
人それぞれ何が親孝行か、いろいろあります。それはそれでいいと思います。しかしながら、自分的にはこの二つさえあれば十分満足です。そんな話もしました。こういうことを小さいときから教えていれば、子供の自殺とか、いじめや万引きなどの犯罪なども、多少なりは少なくなるのではないのでしょうか・・・スポーツでも小学生が、「試合に勝つことが親孝行」と言うのも問題です。大人の過剰とも思える理不尽な指導のもとでも、ひたすらに頑張っている姿には僕は共感できません、可哀想です。子供はもっと伸び伸びと過ごしてもらいたい。挫折しても自分の力で立ち上がる子になってもらいたい・・・そんな話も交えました。指導者や教師は、目先の試合に勝つことよりも、人として、人間としてもっと大切なものを教える必要があるのではないでしょうか。自然体バレー塾は「技術も教えるが、人の道も教える」・・・そうありたいと思うのです。
と、ちょうど、長崎の原爆投下の11:02分に町内放送のサイレントとともに黙とうしたことも影響したのでしょうか、親孝行について初めてバレー塾で話させてもらいました。

第2490話・・・親孝行とは_c0000970_14460297.jpg

長崎原爆投下の日  サイレンとともに1分間の黙祷

帰りの車の中で、実行委員会のスタッフの一人が
「高校生に、今日の話はどうだった?と聞いたら、親孝行の話が一番印象に残っていると言うんです。自分も親孝行について考えを深めたいし、私自身も何回も見たい映像です。ですからいつか、LINE研修にアップしてもらえませんか」と言われました。そっか、親孝行については、こちらは当たり前だと思っていても、そういうことを考えたことがない子どもたちがいることが現実なんだ、と痛感しました。それにしても、学校では道徳の時間とか総合学習とか、ホームルームの時間とかあるのにね。カリキュラムにないとかあるとかの次元ではないと思うんですがね。

もし、バレー塾で希望があれば言ってもらえればお安いご用です。
喜んで上映(ではありませんが)、一緒に勉強しましよう。
「親孝行したい時には親はなし」、と後悔しないためにも必要ですね。















by kusanokenji | 2015-08-10 14:42 | ■連載“日々努力”