第1877話・・・中学3年生
2012年 07月 25日
最後の最後
まさかまさかのひどい捻挫で
試合に出ることもなく
中学バレーの最後を閉じてしまった一人の女の子。
万全の準備で臨んだ中学最後の総体当日の朝。
全体アタック練習の時、他中の生徒がボールを拾うおうとネットの下に・・・
着地の時、運悪くその子の足に乗っかって、床に倒れこんだまま・・・・
凍りつく監督、仲間、二階から見ていた保護者・・・
「何があったの?」「どうしたの?」「どうして起きてこないの!」・・・・
「立ち上がってよ!」・・・祈りもむなしく病院へ直行!
小学校の終わりころ腰椎分離になり
気が付くのが遅く、骨が分離したまま中学校に入学。
家族の支えを受けながら、仲間と、新しい先生と、本人の努力で
晴れの舞台に、選手として仲間と共に立ことができたのに・・・・
どうして私にバレーをさせてくれないの!
神様も仏様もいないの!?って・・・
僕にはそんな叫び声が聞こえてきました。
でもね、
僕はこう思います。
神様や仏様がいたからこそ
ブレーキをかけてくれたかもしれないね、って
あのまま試合に出ていたら、調子が良すぎてもっとひどいケガをしていたかもしれない
もう、それでバレーボールができなくなるかもしれない
しかし、あなたにはこれからもっともっとバレーボールを愛して欲しい
このまま終わらせてはいけない・・・・だからこれ以上大きな怪我はさせられない・・・
そう、神様が思われたのだと・・・僕は思うようにしました。
<限定公開なのでここでしか見れません>
中学3年生よ
勝っても負けても
君たちには未来が待っている。
未来に向かって羽ばたけ!