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by kusanokenji
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第1704話・・・in福島

福島に行ってきました。
今回は65名の指導者と小中高モデルチーム参加の「指導者講習会」でした。
その模様を参加者の方が自然体のML(メーリングリスト)に寄せてくれました。
とても詳しく書いてあるのでここに紹介したいと思います。
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◆講義の冒頭、「講習会の目的は、練習メニューの引き出しを増やすことではない。」
その心構えで、参加しました。
バレー塾の内容は、記録用に整理してみましたが、その行間には、ドリルの詳細、指導の視点、ポイント。アドバイスの仕方。ドリルの組立方。子どもの力の引き出し方。生かし方。指導者として、必要な様々なものがありました。また、指導者としての眼やアドバイスのポイントなど、先生がドリルに向かっている子どものどこを観ているか、マイクを通した説明ももちろんですが、ドリルを実際にがんばっている子をちょっと止めて、アドバイスをおくるタイミング、その内容がその眼であり、自分の目の前で見られる指導力の実際を先生のそばで学びました。子どもたちへの言葉がけは技術の進歩はもちろん、向上心やがんばる気持ちがどんどん育つところを見られました。
指導力が向上するために必要なこと。メニューの引き出しを表面だけで見て増やす事ではなく、指導者としての眼、分析力、発見力、そして、様々な基になるものの奥深さに気づき、考え、学び続けようと思います。
 福島のバレー塾は、4年連続参加しています。震災の影響もいろいろあるようですが、指導者のみなさん、モデルチームの選手達、集まったみなさんが本当に元気でした。バレーボールを笑顔でされていました。うれしかったです。
 草野先生のご指導、自然体仲間のみなさんに様々なことを教えていただいた2日間。「旅に出ろ、人と出会え」、いっしょに雫石から参加した友人も草野先生、仲間のみなさんから、たくさんのことを聞かせていただき、帰りの車中では話しがつきませんでした。ありがとうございました。
【講義】指導者入門
思い通りにいかないのは
「思い通りにいかないと思っている自分がいる」だけで「思い通りにいかない選手がいる」のではない

1 講習会の目的
 (1) 練習メニューの引き出しを増やすことではない!
  ①指導者としての眼や分析力を向上させるため
  ②基礎とは何か、基本とは何かを整理できること
  ③目標に達するための個人対応段階的指導法を知る!
  ④目指すゴールを示し、その手段を考え、選択する指導法
  ⑤弱いものを怒って、叩いて指導するのは罪深いことである
  ⑥ スコップ1本渡して、「ここに穴を掘れ」では人は動かない
2 指導者の格付け 「最高の教師は、心に火をつける」
3 「心の教育」が人を育てる。バレーだけでは人は育たない!
4 夏休みは心の教育期間
5 たとえば、
  (1) 物を大切にするとは? 物に関わった人への思い。
  (2) 幸せとは? 「幸」という字。人間の4つの幸せ。
  (3) 努力とは? あかちゃんの努力。努力の壺。
  (4) なぜ勉強するの? 「正」という字。

6 超一流は、どの世界も自分と戦っているということ
7 「伝える側の心得」について
  (1) 指導者は理念を持て!
  (2) 三つの納得
  (3) 魔女の呪いを知ろう
  (4) 我が子をVIP扱いにしない。躾は「つ」までにせよ
  (5) 母の愛が人生を変える! ☆爪の話
  (6) 叱りながら誉めよ
  (7) 人は説教では動かない ☆水泳大会の話

8 体の基礎
 (1)骨の数は? (2)筋肉(骨格筋)の数は? (3)関節の数は? (4)そのうちボール&ソケットは、4個 (5)股関節の6つの動き
 (6)股関節動きがよくなると
  ①骨盤のひずみが矯正される  ②腰痛、膝痛の改善される
  ③リンパの流れがよくなる     ④血流の流れがよくなる
  ⑤冷え性の改善         ⑥免疫力の向上
 (7)深層外旋六筋群
  ①梨状筋 ②内閉鎖筋 ③外閉鎖筋 ④上双子筋 ⑤下双子筋 ⑥大腿方形筋
(8)男と女の骨盤の違い

9 四股アップドリル
10 超クロススパイク

 【実技】
1 W-up2011
2 カメ四股ドリル
3 ボール付カメ四股ドリル
4 スパイクフォーム
5 壁ドリル
C-down  W-up2011を半分の回数

 2日目 【講話】 はじめに、あらためて講習会の目的、勉強するということはどういうことか。
1 声 ☆声の力は、3つある。
 (1)自分の不安をかき消す力
 (2)周囲に対して激励する力
 (3)筋出力が1.3倍

2 練習のなかで学ぶこと
 1人の練習では、孤独に耐えること、弱い自分、甘える自分、さぼる自分に克つこと
 2人の練習では、思いやりをもつこと、相手に気を遣うこと
 3人の練習では、協力し合うこと、毛利元就の「3本の矢」
 4人、5人、6人…の練習では、ワイワイと楽しんでやること
 【実技】
1 W-up2011、四股ドリル
2 超クロススパイク  3人ネット越しラリー、段階ドリル
3 1人でできるドリル
4 センターからライトへまわるブロード攻撃、段階ドリル
5 動きづくり (1) 3対3 (2) 6対3
6 5つのトス、段階ドリル
7 3人レシーブ、段階ドリル
8 フォーメーション
C―down 2人1組
 【語録抜粋】
・ 基礎基本を整理すること。パス練習を丁寧にすることが基本ではない。バレーでも、どんなスポーツでも、仕事でも、生き方でも基礎基本をあいまいにしている。
・ 勝たせる指導者がいい指導者ではない。心が育っていないと問題が起きる。努力できないできない子が努力をできるようにすることだけでも素晴らし指導者の価値ではないか。
・ 決まった(同じ)ことばかりさせることは、その子が持っている可能性をつぶす。頂上は狭いが、すそ野ほど広く選択肢がある。
・ 子どもの遊び場に大人が入ってきた世界。ある意味大人がじゃまをしている。
・ 公道で行われたら捕まることを体育館で行われているのはいけないこと。
・ 勝利至上主義者になるな!勝ち方にこだわれ!「だから、勝てるんですね。」に到達するように、学び、工夫し、努力せよ。
・ 自分の過去を自慢するような指導者になるな。もっとよいものはないか?過去に反省し、よりよいものを創る努力を惜しまない。
・ なぜ指導者になったのか?子どものために一生懸命勉強できる指導者を目指す。
・ 自分で自分の意見をいえる子を育てられるように。
・ 四股ドリルは、筋肉を鍛えるためのものではない。
・ 筋肉をつけるトレーニングではない。筋肉の使い方を覚えるため。
・ カモシカのような足になろう。力を入れるとリンパの流れや新陳代謝が悪くなり、はれているような足になる。股関節をトレーニングするとリンパの流れがよくなり、老廃物を出す。
・ 微妙なコントロールと爆発的なトレーニングが合わさっているトレーニング。
・ 全国を目指すなら全国を目指す努力をすること。
・ 作られたコーディネーショントレーニングではなく、1本1本予測できないボールへの対応力。さまざまな変化に対応できるものを感覚、神経に組み入れている。(入力情報、体の中で新しく作られている。未体験ゾーンを体験している。体が勝手に動くようになる。)
・ お月さんのウサギの餅つきででの助走ステップ。
・ 足のステップを見ること。「左足の裏にチューインガムをつけて、みようか。」
・ インパクト。円運動のところの接線が1番効率よくとぶ。
・ ボールにいかに力を伝えるかという競技。物理。
・ どんどん脱力していく。(スパイクフォーム)
・ いいスパイカーは、ブロックがいいチーム。レシーブがいいチームになるとますます輝く。弱いチームに決めるのがいい選手ではない。そういうイメージで相手が強ければ強いほど燃える選手がいい選手。
・ 四股ドリルで、はあはあ言っているのは、どっかでさぼっている筋肉とがんばっている筋肉があるため。バランスが大事。
・ 勉強するということは新しいことに出会うこと。勇気が必要。希望と不安がある。
・ ものごとのとらえがあまい。
・ 孤独と戦う場面を作っていない。人の力を借りて、突き落とされ這い上がる力…!?自分の力を引き出してあげる指導を。
・ 練習はうそをつかない。「声、走る」で、ごまかしているとごまかした結果が出る。もろさと同居している。本当の強さを身につける。そのためにバレーがある。という指導を!
・ むずかしいことほど、やさしくかんたんにする。
・ 自分の力を発揮できるようにがんばった。自分の力を出し切ったけど相手がその上だった。認めましょう。次はもっと上になるようにがんばる。そういう指導者に。
・ 1つのことに登りたいゴールを見せて、段階的にドリルを行う。できない子に口やかましいことをいうとできなくなる。
・ がんばればできることをする。がんばらなくてもできるとうぬぼれる。
・ 返事のコツ。「太く。短く。少し怒ったように。」
・ サボっている人が目立つ練習をする。
・ バレーボールのミスは、大半はネット際で起こる。
・ 組み立て方…新しい目標は2ついっしょにできない。
・スパイクの指導はまずは全体の動き、流れ。こまかいことは見逃す。
・ 厳しいバレーとは動きに隙のないバレー。
・意識を磨くと動きが厳しくなる。厳しくなると隙がなくなる。でも、ミスはある。そのミスは未熟なため。未熟なところは、努力すれば改善される。

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参加の指導者はみなさん熱心で、そして質問も多く、よく勉強していただいたように思います。特にスポ少の指導者が多かったので、中学校にうまくつながってくれたらいいと思います。みなさんのご健闘をお祈りいたします。またモデルとして登場してくれたチ-ムのみなさんもご苦労様でした。高校生がとても感じのいいチームで、監督の普段の指導の成果だと思いました。
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by kusanokenji | 2011-08-30 10:40 | ■連載“日々努力”