第1434話・・・最後は泣くなよ!
2010年 07月 20日
その喜びを「感動」という。
一人フトンに入って、ジワ~ッとくる喜びだ。
真の喜びともいう。
そういう感動を味あうことだ。
その感動を味あうために今日も苦労をしよう。
日本列島、中体連たけなわ。
しかし監督たる者
目の前の結果に悲喜こもごもしている場合じゃない。
勝ってかぶとの緒を締めるとは
油断するなということ。
喜び勇んで油断すると大抵奈落の底へ突き落とされる。
10人のメンバーの後ろには
その倍以上の家族が後ろにいる。
試合に勝っても、10人全員が喜んでいるとは限らない。
素直に喜べない人がいて当たり前と思うことだ。
喜べない人への配慮を怠るなということ。
1000人いたら1000人の心を見よということ。
そして、1000人が喜んでくれたら「ありがたや」と思うことだ。
上に立つ者とはそういうことだ。
たとえ日本一となっても
喜びは一瞬!たった1秒。
それでもそれまでの苦労は消えるもの。
勝っても負けても中学3年生は今夏で引退する。
これまで苦労を共にしてきた仲間だ。
泣いた日も多かったに違いない。
どうか、最後は泣かないで欲しい。