第1353話・・・人生を感じる指導を・・・
2010年 03月 24日
よく講義で言わせてもらったりしてきましたが、これは自省を込めての話です。
立場を変えてから、以前よりは自分のことがよく見えるようになりました。
その罪ほろぼしと「恩送り」を今、させてもらっているようなものです。
その立場にいるときは、自分の顔は自分で見えないのと同じで
自分というものが見えないものですね。
しかし、立場を離れると、鏡を見るような思いになることが多くあります。
バレーボールと関わらせてもらって感じることは
「身近な人それぞれに人生がある」ということです。
ですから
人生を感じる指導を・・・・・・
これが自然体の根底に流れている考えです。
そのために
「指導者の敵は傲慢さだ」みたいな発想が出てくるのです。
人間は誰でも悩みます。
何事も一生懸命やればやるほど苦しみも壁も大きくなるものですが
しかし、自分が悩んで、苦しんでいるときは
相手が見えない、という事実です。
つまり
指導者が自分自身で苦しんでいるときは
選手の苦しみを理解してあげれないということです。
こんな簡単なことが、その立場にいるときは分かりませんでした。
今、前にもまして沢山の指導者の方々と接する機会が多いので
少しでも指導者の苦しみを軽減させることができれば
バレー大好き人間が増えることにつながるのでは・・・・・・・・・
そう思っていますので、みなさんよろしくお願いします。