第1292話・・・監督は王様じゃない
2010年 01月 03日
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以前もこんなことがありました。強豪チームが集う強化合宿に参加したとき監督の靴も服も子供たちが片付けてくれる、ネットを通過するときは係の子がネットをあげます。監督の行くところにある障害は、すべて子供たちが取り除いたり、後片付けしてくれます。バレー界では、よくある光景ですね。最初、自分も見たときは、びっくりしたし、それを真似した時代もありました。けど、自然体バレーに出会って、「これは違う」と思ってやめました。
遠征から帰ってきて、子供たちは、早速、この強豪チームの監督への態度を真似しました。私は一言「やめなさい」。「ドアぐらい自分で閉めれるし、服も自分でたたむ。人への気遣いは大切なことだけど、これは行き過ぎな気遣いです。行き過ぎな気遣いは、周りから、滑稽だととらえられます。これは見ていて、心温まる気遣いではありません。気遣いではなく、これは機嫌をとっているようなものです。やめましょう」、こんなことを言いました。「それにこんなことするぐらいだったら、練習してうまくなりなさい」
子供は、いろいろなことを吸収しようとするからこそ、方向性を間違えないようにしてあげたい。
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よく見かける光景ですね。
監督見張り番もいるみたいで、煙草を吸おうとすると
サーッとどこからか飛んできて灰皿を運ぶとか、もう凄い話を聞きます。
子供との向き合い方に大人の品格が問われます。
子供から尊敬される接仕方をお願いしたいものです。