第1203話・・・トイレ掃除
2009年 09月 07日
大人を合わせると570名。沢山集まりました。
「僕は悩んだり、イライラしたときは必ずトイレの掃除をします。
スポンジに重曹をつけてゴシゴシみがいて
最後は雑巾できれいに拭きます。
そうするとね、気持ちがよくなります。
いやなことを忘れます。
ザーっと水に流してしまうのです。
皆さんもどうですか?やってみませんか?
明日から一週間、やってみませんか?
やって見る、と決意した人、手をあげてください!」
すぐにサーッと手をあげた人が結構いました。
おー、君達は素晴しいですね!と言いました。
「もういちど聞きます。決意した人、手をあげてください」
すると中学生の男の子が何名も手をあげました。
勿論女の子もです。へえ~、大したもんだ。ありがとうって思いました。
こういうことも話してみるものですね。
へんな説教やありきたりの訓話よりもはるかに人の心に印象深いですね。
大人はどうして訓話が好きなんでしょうね。
子供の心に迫る話、心の中にストンと落ちる話ができないんでしょうね。
小学生の女の子。低学年の子が
ニコニコしながら首をひねっています。
その仕草が可愛い。
きっとビックリしたんでしょうね。
「エッ!私がトイレを磨くの、雑巾で拭くの?・・・」
衝撃的な言葉に聞えたんでしょうね。
新しい、未経験の発想との出会いだったのしょうね。
そうです。
こういう体験が脳の中に記憶されて、人間が成長していくのです。
目の前ですぐに行動に結びつかなくてもいいのです。
心に刻む、脳に植え込む・・・・これが指導ではないかと思うのです。
形から入らない。
目に見えるところだけで人を評価しない。
楽しいバレー塾でした。