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by kusanokenji
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第1188話・・・生き方

・濁った水に清い水が流し込まれると、最初は濁っていてもしまいには清い水になる。たとえ清い水がハチドリの一滴であっても、あきらめずに続けていくときっと濁った水もいずれは清い水になるときがくる。そのような気持ちや実践する行動力はいつまでも大切にしたい。そのような心の置き場所を確保しておきたいものだ。おむすびひとつに涙がでるほどの感謝と喜びを感じれる「心の置き場所」もいつまでも確保しておきたいと思う。便利さや忙しさにかまけて失ってはいけないものだ。そんな大切な尊いものを、物やお金で振り回される生き方はもったいない。やめておこう。大切な人を大切にできる素直な心を失ってはいけない。大切な人を大切にするということはいざというときに真っ先に駆けつけるということだ。忙しさに理由をつけたらそれでおしまい。それだけのことでしかない。そういうことを考えられる心の余裕と覚悟を失わないように日々の生活をしていきたいものだ。
 勢いは破壊につながる恐れがある。得意げになって豪快に酒を飲んだり持論を吹きまくったりするのも若さ故の勢い任せの行為に近かった。しかしその反動は必ず訪れてくるものだ。会社でうまく行っているときほど謙虚に、そして頭を垂れる稲穂の如く立ち居振舞うのが賢者の生き方だと最近富に思う。いい時は長く続かないし、悪い時も長く続かない。平家物語の冒頭でも、「盛者必衰」、「おごれる者は久しからず、ただ春の夜の夢のごとし」と 諸行無常ぶりを表現しており、人生は栄えたり衰えたり、楽しかったり苦しかったり繰り返すことを最初から覚悟しておけば慌てることもないと教えている。

 お盆も昨日で終った。
故人やご先祖様を偲んで自分の生き方を見つめる13~15日のお盆休みであったように思う。自分が監督時代、お盆の連休(会社では夏休み)には当然の如く合宿遠征していたが今思えばちょっぴり悔やまれる。選手の家族やご先祖様には申し訳ないことをした。目先の強化に心奪われてお盆を過ごしていたことに忸怩たる思いにかられる。
 
 上ばかり見ていると大事なものを見忘れているなー!

by kusanokenji | 2009-08-17 10:45 | ■連載“日々努力”