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by kusanokenji
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in長崎

【第582回】 in向陽高校(長崎県)
6月26(金)~28(日)・・・向陽高校体育館(120名)
★受講者累計 112、440名 
         前回
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【テーマは”スピードアップ”】 ・・・・小学生、中学生もきてくれました。
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【人間的成長=心の成長=好成績】
今年の正月の越年合宿で会った時はチーム状態は最悪に見えた。案の定、地区大会も県大会も春高予選もベスト4どころか同一チームに4連敗。5月の連休合宿時はどん底状態。しかしそこから3年生たちの「あきらめない心」が動き出した。あるきっかけでチームはどんどん変化。そして6月のインターハイ予選。ベスト4を賭けた戦いの相手は公式戦4連敗中のチームが相手。誰もが勝てるとは思っていなかった。ところが奇跡が起きた(監督談)。目の前で試合している選手たちが別人だ。あの4連敗の悪夢はそこにはない。ひたすら躍動する姿は誰もがの想像をはるかに超えていた。気がつけば2-0のストレート勝ち。歓喜に包まれた。涙する父母達。苦しみもがいていた娘達と一緒になってこの日を迎えたからだ。先輩達が残してくれた成績を汚すだけで終ってはいけない・・・そんな思いが去来したのだろう。・・・・準決勝は全国の覇者九州文化学園。2セット目は18点までリードする場面も。結局22点で負けたが最高のできであった。高校3年生にとってインターハイは区切りの大会。そこで最高の試合ができた喜びは人生につながる。なぜならば、そこにたどりつくまでのドン底のプロセスを踏んできたから。「あきらめない心」が養われての結果だ。バレーを通じてバレーがまた好きになることを体験した彼女達の心は未来に向けて明るい。最後の挨拶で「ここには10年間くらい着ているが今年の三年生は最高だよ。よく耐えて、そして頑張ったね!」と誉め称えた。誉めたのは試合に勝っただけではない。3日間の練習で三年生が目の色変えて練習しているからだ。普通はもう引退ムードで後輩の指導という名の立場だが、だけど違っていた。だから誉めたのだ。試合中のベンチ以外は静かで余計なことは喋らない山下監督の指導力アップを感じた次第だ。

  【勉強したこと・練習したこと】   

1、「バレーボールは“今”じゃない、“次の瞬間”だ!」
・「次の瞬間」というのは「プレーの直前の動き」と解釈してもいいよ。
・「次にプレーする人は、今ボールに触っていない人!」・・・これは法則。
・「今に集中」するのではなく「次のボールに触る準備に集中」だよ。
・今、この瞬間は“無”でいいよ。何も考えなくてもいいよ。
・体が勝手にコントロールしてくれるよ。準備がしっかりできていればね。
・「次のボールに触る準備(次のプレー)」にも2通りあるんだよ
・主役のプレーと脇役のプレーだよ。
・強いチームは「脇役のプレーのための準備」をしっかりしているよ。
・「脇役のプレー」とはカバーとフォローのことだよ。
・「カバーやフォローの準備」をすると本当にボールが落ちなくなるよ。
2、「“瞬間のプレー”の前後の動きが大事!」
・スパイクでいえば腕の振りではありません。
 助走の最後の“溜め(魔法の左足のこと)”とフォロースルーです。
・“瞬間のプレー”は時間が短いので頭で考えていては上手くできません。
・脳からの指令から動き出すまで最低でも0,3秒必要だからだよ。
・しかし瞬間の動きは0,1秒以内が多いから脳からの指令では無理だよ。
・スイッチオンで自動的に体が反応する自動運転できるようにしておくんだよ。
・自動運転を脳に覚えさすために瞬間のプレーの前後の準備の動きが大事だよ。
・「瞬間のプレーは0,1秒以内、前後の準備は1~5秒程度」と思えばいいよ。
・たった0,1秒のためにその50倍もの時間をかけて準備せよということだよ。
・瞬間のプレーは頭で考えてはダメだと覚えておきなさい。
3、「動きの順番」
・次に動く筋肉は、今休んでいる筋肉という法則があるよ。
・例えばスパイクの動作で力を入れる個所は2ヶ所だよ。
・最初はジャンプの瞬間、次はインパクト直前の切り返しの瞬間だよ
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4、交通ルール
・どんなに立派な車があっても、道がないと走れないよ。
・そんなに立派な道があっても、車がないと走れないよ。
・どんなに立派な道と車があっても交通ルールがないと事故するよ。
・バレーボールもコートを走るルール(約束ごと)が必要だよ。
・チーム全員が運転免許をとる勉強が必要です。
・そのためには教科書が必要です。
・教科書がないと何を勉強すればいいかわからないもんね。
5、「ミスの原因は“今”じゃない、“二つ三つ前にある”」
・目の前のミスは原因ではなく現象。原因はその前にあるのに・・・。
・目の前のことばかり言うんだよな~!僕にはわからん!
・だからいくら練習してもうまくならないし、成果も出ないんだと思うよ。
・瞬間の動きなんて高性能な機械しか見ることはできないよ。
6、「“四つん這い”で床に手をつくミスをなくせ!」
・頭が先に動くとお尻が下がる(重心バランスのため)
・お尻が下がると足が出ない。(    〃    )
・腕が先に出ると頭が出てお尻が下がって四つんばいになる。
・腕と頭が問題だな。では腰から動いてみようか!
7、「ミスはネット際で起きる!」
・なぜかトスがネットに吸い寄せられていくんだよな~!なぜなの?
・なぜかネットにへばりついてブッロクの移動をしたがるんだよな~!なぜなの?
・なぜかセッターはネットスレスレの位置でトスを待っているんだよな。
・自分とネットの間のボールを上に上げようとして失敗するんだよ。横にあげればいいよ。
・ネットを利用しようとしないのが一番の原因になっているです。
?ネットの近くで正対するとネットが眼前にそびえたつて絶壁になるからね。
by kusanokenji | 2009-06-30 16:33 | ■講習会リポート