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by kusanokenji
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in亀岡

【第563回】 in亀岡(京都府)
1月24日(土):亀岡中学校体育館 150名+35名
1月25日(日):   〃         150名+30名
365名参加★受講者累計 106、345名 
    受講生ブログはここ
<指導者の講義>自然体入門Ⅲより・・・・
試合において、指導者の思うとおりに選手が動かない時こそ指導者の力がわかる時なり。選手が思うとおりに動かないことを選手のせいにしたり、練習環境のせいにするような指導者になってはならぬ!それが我の実力なりと思って、指導力の向上に精進する者は将来が期待できる指導者である。 
  
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in亀岡_c0000970_13524319.jpgスパイクの基の説明
午前中は基礎理論を説明し、午後からはスパダンによる基本実技から応用練習へと展開。特に試合場面で選手の力を発揮せしめるポイントを強調!
<故障から子どもを救う>
経験からくる指導に疑問をもつことを強調。
人間が人間を指導するということは、教える側は教えられる側よりもちょっとだけ早くこの世に生まれてきただけの違いであること。そこには人間への尊重、相手への博愛の精神がないと信頼関係は成就しないだろう。この考えが自然体流の根本の発想、基本理念を生み出す根っこの部分である。したがって、教えるということは「指導者自らが納得すること」を教えるべきと考える。強いチームの監督の言うことや他の人の真似事でなく、あなたが納得するあなたの考えを大事にしてください、ということです。あなたが未来ある子どもを故障から守るのも指導者の大きな使命です・・・・そいうことを再認識してもらうことが目的でそんな話もしました。部活動であっても勝敗がはっきりするスポーツの世界では、ともすれば勝利させる指導者こそ最高の指導者なり、という考え方に陥りやすい風潮は否めない。しかしながら成長期にある子どものスポーツ指導において目先のことに我を忘れて、その根本理念を軽視しては本末転倒ではないか。指導者の品格、指導者の条件を無視してはスポーツ界の未来はない、ということです。
<ポイントは「心と体と脳の連動」>
恐怖、不安に反応する脳を休ませてやる気、快楽に反応する脳を刺激する声かけとドリルを繰り返し体験させることを2日間にわたってやってみた。例えば「床に飛び込む」という動作を教える時に、いきなりフライイングをやらせるのでなく「意識を外にもっていく」。ある固定点にボールを置き、這いつくばって手を伸ばした状態で、ボールとの距離を測る。最初は1mから出発し、出発点は任意でボールと指先の距離が1mの位置でピタッと止まる。選手は次第に遠いところからどんどん床に飛び込むようにしながら床を滑っていく。そしてその距離に一喜一憂する。やる気と快楽反応を刺激してドーパーミンを分泌させまくるのである。そういうことを繰り返す。そして20センチ、2ミリと距離を縮めていく・・・・・そいういうやり方である。ほぼ参加者全員が笑顔で床の上をあっという間に滑れるようになる。これが「全員が主役」のバレーボールである。
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by kusanokenji | 2009-01-26 13:50 | ■講習会リポート